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森のフォーラム

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Re:短編小説
夏子
[ID:578511b]
最近、彼のことがよくわからない。
彼がわからないってのはちょっと語弊があるかな。彼のことをどう思っているのか、自分で自分の心がわからない。
付き合ってるのに、彼のことが本当に好きなのかよくわからない。もちろん嫌いではないけど、好きかって聞かれたらそうでもない。好きでも嫌いでもない。これが一番近い。
基本的に彼が何をしてようと気にならない。私の隣にいようと他の女と会ってようと。
好きの反対は嫌いではなく無関心だと、いつか聞いた言葉を思い出す。


一ヶ月ぶりに声を聞いた。
「生きてたの?」
「ははっ、彼氏に対して酷いなぁ。そっちは?元気だった?」
「ぼちぼち」

どんなに浮気したって最後には必ず私の所に戻ってくる。
その繰り返しに嫉妬さえ忘れた。
好きじゃないならもう別れればいいと自分でもそう思うのに、それは何か違うんだ。
彼がいない生活は、違う。
別に元々四六時中一緒にいるわけでもないから彼がいない生活が普通なんだけど、彼と全く関わりがなくなってしまうなんて何となく耐えられない。何となく、恐ろしい。それは何かが、決定的に、足りない。
嫉妬を超えた執着心。

「…あれ?泣いてる?」
「なんで。んなわけないでしょ。
(なんでわかるんだろ…)」

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