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森のフォーラム

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Re:短編小説
未来
[ID:hakuduki]
今日も空は青かった。昨日も青かった。一昨日は雲っていた。その前は雨だった。その前も雨だった。その前は晴れだった。その前は・・・、
「ねぇ、」「・・・なぁに?」
真っ白な部屋。消毒の匂い。
真っ白なベット。何も無い。隣に座り込む私。声はひとつの声しか響かない。
「ねぇ、ねぇ」「なぁに」「先週の土曜の天気はなんだっけ」「知らないよ。分からないよ」「何でよー」「君は覚えてる?」「私は覚えてないよ」
いつ、雨は降った? いつ、空は晴れた? 問いかける。答えるのは、私一人しかいない。
「ねぇねぇ、」「なぁに」「私、桜が咲いてる日から、ずっと貴方を探してるんだよ」「そう」
ほろりほろり、白いやせこけた頬に、目から溢れる感情が零れていった。
「ねぇ、」「うん」
「貴方は何処に逝ってしまったの」
見つめる先。窓の外では、紅い紅葉がひとひらと、ひとひらと、舞っていた。舞って、地面に朽ちていく。
自問自答。私の質問に答えてくれる人は、
「――天国に、逝ってしまったんだ」もう居なかった。


わぁい。何で私は短編を書くといつもシリアスになるんだろー?((
色々と失礼いたしました。

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