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森のフォーラム

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Re:短編小説
天p抜刀d竜
[ID:gintama9524]
のろい(ノロヒ)
【詛い・呪い】
のろうこと。呪詛(じゅそ)。栄華物語(月宴)「事しも―などし給ひつらむやうに聞こえなすも」。「―をかける」

広辞苑第六版‐抜粋


世の中には恨みが溢れている。ホラーの夏だろうが読書の秋だろうがスリップの冬だろうが………
例えそれが長閑な春であろうが。
要は夜があればいいのだ、詳しく言うならば丑三つ刻があればいいのだ。そう難しいことでもあるまい。
もうひたすらに、全身全霊で腕を振り上げ全力で真剣な想い(恨み)を籠めれば、神だってそんな健気な姿を見れば叶えないわけにもいかないだろう。彼女はとにかく持てる力の全てを藁人形に刺した釘に注いでいた。
そしてそれを不幸にも見てしまった彼が居ただけの事だった。
夜に
白装束の女が
神社のご神木前で
全力でカーンカーンしてりゃそりゃもう…
驚かない人間はいないだろう。
「ぎゃああああああっ!」
「見ぃたぁ…なああああッ!!!」
「見てませんすみませんんんんんんっ!!」
嗚呼哀れな、彼はただこの時間に煙草を切らしてコンビニに行こうとしていただけだった。恨むなら神社近くに店を構えた店長にしてくれ。
全力で逃げる手ぶらの彼と全力で追う右手に工具用トンカチを装備した彼女。
人に見られたら速やかに息の根を止めること、これぞ呪いの醍醐味である。
「すんませんすんませんすんませんすんません記憶から抹消します!!」
「人を呪わば穴二つッ!」
「二つ目は俺の入る穴じゃなくて貴女の入る穴ですっ!!」
彼女が長髪なのがさらに恐怖を倍増させる。
「待ちなさいいいいいっ!」
「すんませんんんっ!!!」
この追いかけっこは朝6時まで続いたと云う。
そして余談だが、彼女の呪いは写真が鉄板へのプリントだったこともあり藁人形へ貫通することもなく成就しなかった。
見兼ねた彼が彼女を励まし、今、二人はお付き合い2年目である。

END♪
――――――――――
こんな恋愛もあってもいいと思いますよごめんなさい(棒読)

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