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森のフォーラム

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Re:短編小説
砂弓
[ID:sunanonaka6]
はじめまして^^
返信です^^




「――――――いい加減にしてくんない?」
暗い夜道で、呼び止められ、腕をつかまれた。
それが、彼の俺に対しての情を表しているようで、
「気持ち悪いんだけど。」
泣ききたくなった。

ひるんで腕の力が抜けた一瞬の空きを突いて、振り払う。
彼に向き直り、そして言葉をぶつけた。
「ねえ、最初からうまくいくなんて思っていなかったでしょ。
 あんたは将来の婚約者もいて、社会的な地位まで確立されてて、
 それに比べて俺はただの庶民だし、そのうえ、男同士だよ?
・・・あんたはいいかもしれないけど、俺は、悪いけど俺は耐えられない!」

ああ、もう泣きそうだ。
ほんとは、笑顔で別れて、終わりにするつもりだったんだ。
何も言わずに、消える予定だった。
・・・それが、あいつ、腐れ縁のあいつ、はめやがった。
よびだされていった店には、あいつじゃなくて、目の前のこいつがいた。明日出国で、忙しいのに「せめて送別日くらいさせろよ、」という言葉に押し切られ、今に至る。
彼の姿を見て、揺らいでしまった俺の決心に、優しい声が聞こえ、思わず、別れを告げてしまった。
彼の呆然とした姿を目に収め、やってしまったと思い、逃げ出したのが、10分ほど前。
走って走って、捕まってしまったのがつい先ほど。
そして冒頭に至ります。

精一杯微笑んで、
「俺の都合で悪いけど、わかれてほしいんだ。」





Atogaki。
へい!やっちまいました悲恋?
無茶苦茶短いけど、ちょっと色々精一杯でした。
受け視点で別れ話です。
時間さえあれば、攻め視点での続きも書いてみたいですが、今の時点では無理そう・・・

暗いお話でした。

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