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Re:短編小説
夏子
[ID:578511b]
彼氏が浮気をしていた。
もちろん私は激怒した。一発グーで殴らにゃ気が収まらない!程度には。
勢いこんで奴のアパートに乗り込むと、彼と三人の女がいて既にそこは修羅場だった。
話を聞くと、浮気は浮気でも四股らしい。しかも私が本命でなく浮気相手だと言う。
あんなに腸煮えくりかえってたのが急に心底アホらしくなって、右ストレートは不発のまま私は家に帰って静かに泣いた。
私はどうしようもなく男運が悪い。
「またフられたって?」
「違う。こっちがフったの」
たった二文字だが、この差は大きい。きっちり主張しておかねば後々のネタにされる。
連続失恋記録更新やな〜。
この男は平気で人の傷口に塩を塗りたくる。やめろこのやろう泣くぞ。
「せやから浮気はあかんって言うたやろー。俺悲しいわ」
「あんたが言うな。…それより今日はお姉ちゃんは?」
「心配せんでも飲みでオールやて。今日泊まってくやろ?」
「……うん」
義兄さんとこんな関係になって久しい。
浮気よくない!と定期的に思い至っては、彼氏を作ってフられて慰められて。どうもこの悪循環から抜け出せずにいる。
二番手はもう疲れてしまった。今度こそは振り切れると思ったのになぁ…。
やっぱり私は男運がない。
*
姉の旦那と浮気中
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