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森のフォーラム

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Re:短編小説
希遊
[ID:kiliyu]
「よく分かんないな」

彼は笑いながら私に言った。
その笑みは自虐的で彼には不釣り合いだと思いながらも
声には出さずに、ただ彼の答えを聞く。

「僕は基本めんどくさがり屋だし、待つのは苦手だから」

彼は机の上にあるプラスチック容器を指で弾く。
弾かれたそれはパンっと軽い音と同時に机から落ちる。

「でも、すべてが終わったあとには後悔するんだよ」

中に何も入ってないそれを私は拾い上げてまた机の上に戻す。

「今度こそは待とうってね」

そこまで話した彼は面白そうに私を見る。
いや、私の目の前にあるプラスチック容器を見た。

「僕は1分しか待てないけど、君は何分待つの?」

ニコニコとピエロのような笑みで私に聞く。
私は目の前にある中身が入ったプラスチック容器の蓋を開けながら答える。

「開けるのがめんどくさいから、10分くらいかな」

開けたプラスチックの中からモヤァと湯気が空気に変わると、
露を吸ってフニャフニャになったうどんが私を待っていた。

―――――――
カップうどんの待ち時間のお話です(笑)
すっごい固いのと伸びているの…どっちが好きですかね?

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