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森のフォーラム

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Re:短編小説
きおく
[ID:dreambazooka]
返信
【馬鹿な君】

「シェイクスピアは言った!!人間のなす悪事はその死後もなお生き延びるものであり善行はしばしばその骨とともに埋葬されるものであると!!」

と、彼女は言った
イスに乗り机に片足を乗せて堂々と
興味ないけど高校生にして熊のバックプリントはダサいと思う
「で、何」
「私もそう生きてみたいと思うのだ!!」
「勝手にすれば」
「ちょ、酷いよ!なになになに幼馴染にその態度!!」
「どんな態度すりゃーいいんだよ」
彼女は馬鹿だ
昔から俺に言う
死は生きてこそ有るものであり生は死してこそ有るものなのだ!
とか
努力はタダだ!
とか、

カッコよさげなこと
本人からすればカッコつけているのだろうけど俺からすれば「それでどったの?」なわけで
「で、今度は何に影響されたわけ」
「こないだサンタの野郎に電子辞書貰ったんだけどね、これが良い機能でさー名言集とかあるんだよ」
「(サンタ……なんで電子辞書?)」
「全部携帯にメモったんだよ〜」
と言って趣味の悪い携帯をみせてくる
なぜ趣味が悪いかというと携帯にはラインストーンでまり●っこりを描いてストラップは大中小のまり●っこり10個がぶら下がっているからだ
(待ち受けも勿論緑のそれ)
いや、決してまり●っこりをけなしているわけではないが
流石にこんなにいっぱいあると…不気味なものだ
豆●ばなら可愛いものを…
「(何故コイツは女なんだろ…)」
「ズガンと来るよね、こうバズーカでズドンとやられた気分だよ」
「へぇーそれはよかったね」
「そーでしょ!?ズガキューンッて来るよね!!」
「誰もいってねーよ」
彼女は変だ
いや、いままでの会話で分かると思うけど
最近●だかボックスという漫画を買ってはしゃいでるのを見た
確かに名言っぽいのが色々載っているが……

お前、女だよな?
それボインなねーちゃんの露出満載漫画だぞ
生憎俺は手●治虫にしか興味がないので読まないけど
「いいなーいいなー、私もこういうこと言える人になりたいなー」
「あー、そー。お前はもう十分だよ。それでいい。寧ろそれより退化してくれ」
「ダメなんだよ。私はまだまだなんだ!もっと色々なことをしないと!!」
「………」
呆れを通り越して寧ろ感心だ
どんだけカッコイイこと言いたいんだ
でもウザい
このまま放置しておけば永遠と語られるのだろう
それだけは避けたい。俺は帰って早急にマリ●カートで妹に勝たなくてはいけないんだ

昨日のあの勝ち誇ったニヒルな笑みは忘れねぇ……!

そう思った俺はイスから立ち上がり馬鹿な幼馴染の前に立つ
「ではお前が一歩進むために言葉を俺様が与えてやろう」
「む!なんだ偉そうに!!」
むくれる彼女の額にピッと人差し指を押し当てる
そしてフッと微笑む

「この世に生まれたのは偶然だ。それを必然に出来るかはお前しだいである」

そう俺が言うと彼女はポカーンと呆けて次第に目を輝かせ始めた
「す……凄い!!なんてセリフだ!!」
「お前もこんなことが言えるよう日々精進しろよ」
「はい!!師匠!!」
「じゃ、俺は帰る」
はい!さようなら!
とキラキラした目で言う馬鹿な君
今日も相変わらず進歩しないそのアホ毛付きの頭

ま、そんな馬鹿な所が可愛いんだけどね

【馬鹿な君】
(ハッ、メモメモ……)
(今日はヨ●シーで行くか)
***
電子辞書で何が悪い
女でめだかちゃん好きで何が悪い
緑のアイツは知らないけど

また参加させていただきます

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