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投稿者 親記事
[記事No.326462]短編小説

まなか
ID:[shiroikotori]
PC
投稿日時:04/03 19:27

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 ま、間違って短編小説スレッドを削除してしまいました……!!
 本当に本当に申し訳ない。消してしまった作品の作者様にお詫び申し上げます。

 また作りますので、また投稿していただけると嬉しいです。すみませんでした。

 一つのレスに収まる長さの短編小説を書きましょう。
 投稿は何度でも大歓迎です。連続投稿も可能。気が向いた時に参加してください。
 スレ主も頻繁に出現します。

投稿者 スレッド
[記事No.380773]Re:短編小説

狂花祐成
ID:[mikadukisaki]
PC
投稿日時:02/27 15:36

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記事No.326462への返信


【拝啓、】
(亡き貴方へ送ります)


桜を纏った桃色の風が、後ろから私を吹き抜けた。
自分の黒い髪がその風で揺れる。
木々の間からは、相変わらずの太陽が覗いていて。


平凡な毎日
これがどれだけ幸せか


それでも、

(こんな平凡な毎日を、ずっと貴方と送りたかったなんて思ってしまうことは欲張りでしょうか)


す、と目を閉じれば、この桜の木の聳える丘の下から、子供の声が聴こえた。
元気な笑い声。楽しそうな笑い声。
私も、あんな風に笑えてるかなあ。
そんな、まるで悲劇のヒロイン気取りなことを思いうかべてみる。

ああ、もう私はそんな可愛いものじゃないよ。


す、と桜の木の幹に手を沿え目を瞑る。
きっとこの世界は素晴らしいものだ。
でも、貴方がいない素晴らしい世界なんて、全然、


ぜん、ぜん素晴らしくない。


「…いってきます、」


それでも私はこの世界で行き続けます。
もうすぐ其方にも向いますので
どうかそれまでは、"其方"の世界で、誰よりも素晴らしき人生を御送りください。


(貴方が消えてから、今日まで、そしてこれからも続く私の空白の時間)
(昔を振り返れば貴方との毎日で満ち溢れていたのに)



+++
はじめまして、狂花祐成です。ダミーサイトで失礼します。
このたびははじめて投稿させていただきました。駄作お目汚し申し訳ございません。
小学6年生という未熟者ですが、どうぞよろしくお願い致します。

今回書いた(駄)作品は自分でも意味分かりませんでした。
恋人失った彼女みたいなのでしょうか。…ごめんなさいごめんなさい^p^
次の投稿では恋人のほうも書きたいな、とか思っています。


それでは失礼しますノシ
[記事No.380888]Re:短編小説

狂花祐成
ID:[mikadukisaki]
PC
投稿日時:02/27 20:45

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記事No.326462への返信


【送愛、】
(愛したお前に捧げる)



午後4時、この丘がオレンジ色の光で満ち溢れる時間。
"ぼんやりとした"自分の手を見つめながら、後ろの桜の木を触ると、やはり"触れなかった"
何度目かのため息。相変わらずの体、そして慣れてしまったことに脳内ではため息は止まない。


**月**日俺の死んだ日
この日は何故か、失ってしまったはずの心臓が変になる



それでも、


(心臓も命も失くしたのに"成仏"出来ないなんて、心臓が変になるなんて俺はかけがいのない何かをなくしたから?)


す、と誰かの気配を感じ、太い桜の幹の裏に隠れ(いや、幽霊だし見えないから意味ないけど)る。
ちらり、とこっそりと後ろを覗いてみれば、いつもの…昔と変わらない、『あいつ』、がいた。
必ず、毎日俺のところに来てくれるあいつ。
自分を1人にさせた…先に逝った俺をまだ愛してくれる、愛しき恋人。


ああ、こいつがこんな優しいから俺はまだ成仏出来ないのか。


桜の木に添えられたあいつの手に、上から消えかかっている自分の手を重ねる。
ぎゅ、と握ろうとすればあいつの手を透けて空気を切り幹までもが透けた。
つまらない世界から自分が消えた途端、素晴らしく見えた。
俺がいない世界は素晴らしい。しかし、




しかし、お前にそんな表情をさせるこの世界が酷く憎らしい。




「…行ってこい、」


待つことしか出来ないなら、俺はずっと待っているよ。
もうすぐ来ると直感が知らせているから、
この虚無の世界とこの空っぽの腕をお前で満たす準備をして待っています。



(俺が死んでから、もう二年もの空白の時が経った)
(まだ成仏はしたくない、お前が来るまで待っていたいんだ)



+++
連続投稿ごめんなさい。今度は彼氏sideでいってみました。…はい駄作。
説明すると、この恋人はまだあの彼女を思い続けこの世界を成仏できぬまま彷徨っているんですね。
すごく分かりにくいのですが、桜の木の下に恋人は埋められてそのままその木の前で木と一緒に、いつも墓参りに来てくれる恋人を迎えているんです。
でも彼女は成仏できていない、ましてや幽霊になった自分が見えるはずもないし自分の声が伝わるわけもないからただ顔を見るだけなんです。
だから彼女もこっち(=死んだ人間になること)に来ることを待つことしか出来ないんです。悲しいよ悲しいよ。
心臓を失くしたっていうのはきっと死亡原因が心臓刺されたとかそんなんでしょう←適当

彼氏の口調ところどころ現代では変わった口調にしてみました。
実はモデルが創作小説のある2人だったり。まあそれは後ほど行きます。
この2人はきっと幸せになるはずです。


…もしかしたら続きでハッピーエンドを書くかもしれませぬ。
ここまで小学生の戯言、文に付き合ってくださり有難う御座いました。
[記事No.381663]Re:短編小説

きおく
 dpsIzDhA
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:03/02 14:09

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記事No.326462への返信
【甘ったるいわ!!】


「好き」

そう言って貴方の肩にもたれる
「ー好きだよ」
「………俺も」
静かに、当たり前の様に話す私たち
「……ずっと傍にいてね」
「……ずっと傍にいるよ」
永遠なんて無いのは知ってるけど、信じていたい
「…大好き、愛してる」
「…うん、俺も」


―こんな幸せな日々が続くこt(ブチッ


「死ね」

TV画面から2人の男女が消えた
「何このB級映画、何この終わり方、うっざ。最早BでもCでもなーいッ」
「まぁ確かにつまんなかった」
と、私の長い髪をクルクルといじりながら言うこの男は私の彼氏
「特に男、ない」
「そーねー、アンタは絶対あんな事言わないもんね」
「更に女、キモい」
「確かに若干病んでたよね、てか何三つ編みにしてんの!!」
「おさげ」
「何楽しそうに言ってんの馬鹿死ね。癖っ毛なんだから跡付くでしょ」
ムキーッと足蹴りを食らわせつつ三つ編みを解く

よいしょ、と四つん這いでTVの前まで行きDVDを取ってケースにしまう
「これで泣いたという友達Aは何なんだろう」
「さぁ、まぁこんなバカな奴ら見て泣く位なんだからそーとー夢見てんじゃない?」
「A子ー此処に現実が居ますよー夢すら見せてくれない現実男がー」
明後日の方向を見て叫ぶ。A子には届かない

「なに?お前もこんな夢が見たいの?」

ニヤリと笑いながら何時の間にか後ろにいたこの男
「は?いや、んなことを誰も言ってないじゃん」
以上に近かったので反射的に突っ張りを食らわしてしまった
ってー、と小さく唸る
「お前も絶対こんな事言わないよね」
「言えるから。マキシマムでいけるから」
「へー、じゃあ言ってみろよ」
「……だ、……大好きだおッ♪」
「ぶ」
吹くな
「は、はははッ。キ、キモ…ッ」
「(イラッ)……じゃ、お手本どーぞ」
そう言うと肩を掴まれ引き寄せられた。か、顔が近い
いわゆる吐息のかかる距離

「傍にいないと殺すよ」

「…いや、いやいやいや。何」
「愛情表現」
「此処は『大好きだよ』とか言ってキャwwみたいな展開j「ないね」ですよねー」
「ま、いいんじゃない?こんなんで」
「…そーねー、私たちは」



【少しビターを入れて】


******
お前らの方が甘々だわ!どこがビターだ!
って突っ込んでくれると幸いです
毎度長くてm(__)m
[記事No.381822]Re:短編小説

りお
ID:[bell4724]
SH905i
投稿日時:03/02 23:28

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記事No.326462への返信

久々に。



「明日がくることを恐ろしいと思えるくらい、今日を生きたいわ」
彼女はいつだって不思議なことばかり言う。性格は悪くないのに頭だけは残念だとよく言われる僕は、毎度のことながら首を傾げることしかできない。窓の外に何があるというのだろう。彼女が見ているものを僕が見ることは叶わない。この人は、頭の良し悪しとは関係のない次元で世界を見ているから。
「どういうこと?」
純粋に疑問をぶつければ、ようやくこちらを向いてくれた。この間分けてくれた肉まんのような微笑みは、僕をどこまでもどこまでも優しい気持ちにする。心、とでも言うのだろうか。この胸の辺りが温かくなる瞬間が、僕はひどく好きだ。
彼女は赤ん坊に触れるように僕の頭を撫でる。壊さないよう、大事に大事に。こういう人のことを、天使みたいだと言うのかもしれない。彼女は美しい。僕の世界で、一番美しい。
「私はねぇ、一昨日よりも昨日のが好きなの。昨日よりも今日が好きなの。過ぎ去ってしまった時間は、後から思うととても楽しかった気がするものだから」
「うん」
「だから、明日が怖いわ。楽しい日々が積み重ねられた今という時間は最高に素敵なのに、過ぎてしまえばそれより上が出て来る。それが明日であり明後日であり明々後日なの」
「うん」
「果てなく続く螺旋階段よ、なんて素晴らしく恐ろしいのかしら。生きている限り最上なんてものは有り得ないんだわ!」
「うん」
「だからね、今日という日は素敵な日でなくてはならないの。明日が来ることを恐ろしいと思えるほどに楽しくなければ、私は死の瞬間に最高の気分を味わえないのだから」
「うん」
繰り返し相槌を打てば、満足げにまた窓の外へ意識を飛ばす。彼女は不思議な人だ。僕には今の発言の意味はよく理解できない。けれど彼女は、今幸福なのだと言う。ならば彼女のことを好きな僕としては何の文句だってありはしない。
彼女はこちらを見ない。僕はごろごろと喉を鳴らして小さく丸になった。今日もゆったりと一日が終わる。何の変化も起きないこの部屋。願わくは彼女の明日が楽しいものでありますようにと、僕はにゃあと一つだけ鳴いた。



END.
分かりづらいにも程がありますね。
[記事No.381971]Re:短編小説

たゆ
ID:[katobesuki]
D705i
投稿日時:03/04 00:10

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記事No.326462への返信
[誰も賢くない]


いつの間にこんなところに染みが出来たんだろう。
テーブルクロスの上の茶色く濁った染みは、一度目に留まると気になって仕方がなかった。指で染みの上をなぞると、乾燥した唇みたいな感触がする。わたしは側に置いてあった台拭きを手に取り、強めにこすった。きっと昨日コーヒーをかき混ぜたときに、跳ねて染みになったんだろう。あのときは少しイライラしていて、跳ねたことに気付かなかったんだ。
拭くのを止めて、テーブルクロスをみると、染みは薄くはなっていたもののその範囲は広がっていた。わたしはため息をつく。これでは逆に汚くなってしまった。逆効果。昨日から失敗ばかりだ。
染みに触れる。乾燥した唇みたいだった染みは、今はしっとり濡れている。また乾燥すれば染みが目立たなくなるかもしれない、少し放っておこうと思って、わたしは椅子から立ち上がるとアイロンをかけにリビングから出た。そうして染みのことはすっかり忘れてしまった。


***
初参加です。
[記事No.382036]Re:短編小説

狂花祐成
ID:[mikadukisaki]
PC
投稿日時:03/04 18:57

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記事No.326462への返信


【Kの方程式】


午前二時。とある学園の生徒会室にて。
机の上には散らばった[―祭計画書]や[次の生徒会役員選挙について]…など、様々な書類が無残にも置かれている。否、置かれているではなく、ばらばらの状態で放置されている。

その書類たちの近くにある紅茶のカップ。その中にはわずかに紅茶が残っているが、冷めかけていた。


「…ちょっと、聞いてる?」
「あーはいはい聴いてる」


ぼー、と窓の外を彼は見つめていたが、少し拗ねたような口調の彼女の声に、また強制的に視線を向けさせられるのである。
心の中でため息を一つ。彼はまだ続くであろう彼女の愚痴を聞く羽目になる。


「だからさー、あの会議つまんなくね?もうやだよね、何で私生徒会長なんかになったんだろ。やだなあ本当、もうやだよ辞めたいよ。実家で農作業したいよ」
「お前の実家田んぼなんてない大都会だよな。農作業なんてしたことないよな」
「馬鹿、気分だよ気分」


まったく馬鹿だなぁ。とついついツッコんでしまった言葉に対して言われ少々彼はいらっときたが、我慢をすることにした。彼女の実家は東京のど真ん中だ。(ちなみに、ここは寮制である)
それから必然的に起きる沈黙。彼女はくるくると自分の髪を指先に巻きつけ暇そうにしていた。
気まずいわけでもない。静かな時間がこの生徒会室を包む。
…しかし、まだまだ彼女は喋り足りないらしい。
再び足を組み彼に向って口を開いた。こうして彼の一瞬の安らぎ(静かな時間)は粉々に粉砕される。


彼女は変人だ。

彼は頬杖をつきながら、目の前の彼女…基幼馴染、生徒会長に向って思う。声にこそ出さないが。
幼い頃からそんなこと理解していたが、毎日のように思うことで。ようやく少し慣れてきた自分が少し悔しい…と彼は思う。


頭脳も完璧、運動もそこそこ出来る彼女。
しかし性格に問題がある。…そして彼は巻き込まれる。

彼は生まれたときから(つまり17歳だから、17年)彼女と共に過ごしてきたが、その言動は未だ理解不明。
生徒会長になった理由が面白そうだから。
そしてなった途端面倒くさいと愚痴りだす。
好きな異性もいなく、とくに趣味もない。特技といえば早寝早食い。
将来の夢が公務員。しかも、それは小学生の頃から丸っこい時で「こうむいん」と七夕の短冊に書いているのだ。1年生から。


「聞けよ」
「いだっ」


すぱーん、と本の束で頭を叩かれ彼は痛そうに叩かれたところを擦る。
実にいい音がした。彼女は少し満足そうにする。最悪だ。

お人よしな彼は特に怒ることもなく、ぶつぶつ言いながら一つ欠伸をする。


「もうお腹空いた。奢れよ駅前のカフェで。私あそこの特製ケーキね。あとコーヒー」
「はいはい…」


自己中心的な彼女の行動にはさすがにもうなれた。というより逆らえない彼なのだが。
鞄を抱え、生徒会室を足早に出て行く彼女を、彼は追っていった。


「(あれ、てか俺金ねえや…)」
「金ないとか言ったら蹴り飛ばすからね」



【Kの方程式】
((私の傍にいて命令にはちゃんと聞いて毎日ケーキを奢りなさい))
(彼の全て=彼女)
苦労人な彼と自己中心的彼女の方程式。



+++
友達以上恋人未満
…あれ、これは変人ではなく女王様?^p^
[記事No.382165]Re:短編小説

芽緒
ID:[emoemo510]
PC
投稿日時:03/05 13:56

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記事No.326462への返信
日が高くなってきたとはいえ、まだ肌寒い。温かさを求めて手を伸ばし、カーテンレールにぶら下げられたロングコートに顔を埋めた。太陽の光を集めた黒い布地はとても暖かい。この中に包まれたらどれほど心地いいのだろう。

ええい、いいだろう。持ち主はまだ帰ってきていない。戻ってくる前にまた吊るしておけば許してくれるはずだ。きっと。背延びをしてハンガーからそれを引っ張り下ろすとそれは頭の上にどさりと落ちてきた。

もう来年まで出番はないだろう分厚い生地はずしりと重たい。一応来てみると、裾が完全に床についていた。汚れてしまっただろうかと慌てて裾を持ち上げてみた。よかった、汚れていない。そのまま裾を引きずらないように気をつけながらソファの上に移動して、頭からすっぽりとそれをかぶった。

太陽のにおいをいっぱい吸い込んで、それでも消えない苦そうなにおい。タバコは嫌いだけど、このにおいは何だか落ちつく。不思議な感覚だ。温かさに包まれたままうとうとと目を閉じた。まどろみに引き込まれる瞬間、彼の小さく笑う声が聞こえたような気がした。


***
タイトル思いつきませんでした。
[記事No.383695]Re:短編小説

ニワトリ
ID:[niwatori0519]
KC3O
投稿日時:03/12 13:03

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記事No.326462への返信
『我が親愛なる友人』

 我が友人ジョンは、他人に寛容な人間だ。
 何をするにも自分より他人を優先し、その行為に親しさでの優劣はない。馬鹿なお人好しと嘲る相手に対してさえ、彼は笑顔で平等に接した。ジョンは傷つけられても傷つけられたとは思わない、そういう優しくて甘い砂糖菓子のような男だった。
 そんな彼を私は常々不思議に思い、こんな質問をした事がある。他人の悪意が怖くないのかいと。
 その時ジョンは、砂糖をたっぷり入れたホットミルクを幸せそうに啜っていたのだが、私からの急な問いかけに怪訝そうに片眉を上げた。

「どういう意味だい?」
「そのままの意味だよ。君は他人に優しいけれど、人が怖くはないのかい?」

 首を傾げる私に、ジョンはクスリと笑んで、ミルクを一口飲んだ。微笑むと目尻に出来る皺に、幾ばくかの憂いを込めて彼は呟いた。

「……僕は臆病者なんだよ」

 ジョンは悲しげにただ静かに微笑んで、甘い甘いホットミルクを啜った。彼は他人に優しく甘い。そして、多分きっと私よりも他人を怖れている。
 私は苦味の増したブラックコーヒーを一気に煽り、小さくほくそ笑んだ。
[記事No.384404]Re:短編小説

蚊煮
ID:[ngyo0]
PC
投稿日時:03/13 23:49

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記事No.326462への返信
sees



私あの人が万引きしたのみました

私あの人が友達殺してたのみました

私おとうさんがお母さん殴るとこ 蹴るとこ 引っぱるとこ
みました
そういえば昨日お婆ちゃん見ました
死んでました

私の養親さがすとこ 勿論見ました
誰も受け入れなかったとこ見ました

私たらい回しです
だって私 見ることしかできないんです
生まれた時に発熱して耳と口やられました
でも見ること 楽しい
人間 植物 動物 見るの楽しい
死ぬとこ 育つとこ たくさん見た

全部見た
でも私見てない物一つある
私見てない
鏡家に無かったから 本も テレビも 何も無かった
私見ることしかできないから苦しかった
学校も行けなかった だから私 死ぬ前に町がよく見える
崖へ行った みんな見れた
私の姿は見れなかったけど それでも良かった

もう 後悔は無かった

あ あともう一つ

私の死に顔 遺体 見てないや
[記事No.392019]Re:短編小説

パイソン
 rIU2vZ9.
ID:[painn528]
PC
投稿日時:04/01 17:14

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記事No.326462への返信
あぁ、空が青い

確かムコウで最後に見た空も青かったな・・・


私は今踏切の真ん中に立っている

カンカンカンカン、と鳴り響く踏切の音

横から聞こえる電車が来る音

前後から聞こえる人間の声

そしてキミの声


私は今電車に引かれそうになっている

原因に当たるものはキミを庇ったから

だって足が縺れた老人を助けに行くんだもの

踏切のバーが下がったら

自然と体が動いてたんだ

キミをムコウの時みたいに私の不注意のせいで死なせたくない

コッチでは生きててほしいもの

その為ならこんな命キミにあげるよ


キミが私の名を呼ぶ

いいんだよ

どうせ私はムコウの人間だ

コッチでは存在してはいけない存在


すぐに戻らなきゃいけなかったのに

そうしなかった

だってムコウでは私のせいで死んでしまったキミがいたんだもの

大好きなキミが

また私の隣で笑っているんだもの


あぁ

さようなら 愛した人よ

私は戻るよ

キミがいなくなったムコウに



「ま た ね」



もう会えないキミよ

―――――――――――――
個人的趣味モロバレですね^^;

トリップ的なものと考えて頂ければいいいかと・・


楽しかったです!

長文失礼しましたっ!!
[記事No.393013]Re:短編小説

夏子
ID:[578511b]
W54S
投稿日時:04/05 03:02

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記事No.326462への返信
久々に投稿します


肉まん食べたい。
でも外は寒いしコタツはぬくぬくだしめんどくさいし。どうしようかな、何となく眠いんだけどお腹が空きすぎて眠れない。冷蔵庫には調味料しか残ってない。腹を満たすのに宅配ピザを頼んじゃうのは簡単だけど、今の気持ちは完全に肉まんに向いている。俺の舌はいま肉まんしか受け付けねーんだぜ!つっても別に俺はグルメでも何でもないからコンビニの100円肉まんで大満足できるんだけどね。ピザマンでも可。ああ考えてたらまたお腹空いたエンドレスループ…


プルルルる!
「(あ、電話だ…)」

プルルルる!
「(止まないなあ…)」

プルルルる!
「(あーうるせー…)
はーい、もしもしー」
「あ、いたいた。今からあんたんち行くんだけど」
「なんで」
「彼女が彼氏の家に行くのに理由がいる?」
「いらないねえ」
「よしよし。じゃあ肉まん、ピザマンどっち」
「は?」
「おみやげ」
「もうお前ちょー愛してるううう!!」


大声出したらタイミングよくお腹が鳴った。肉まん食べたい。




*
リハビリ中。
もはや小説でない…
[記事No.396011]Re:短編小説

えのき
 VdzqZ2w.
ID:[vocalo336655]
SO906i
投稿日時:04/18 02:44

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記事No.326462への返信
闇。
後ろを見れば輝かしい光が満ちていて、
でも決してそこへ戻る事は出来ない。
回りを見渡せばみんな自分のランプを見つけていて、でもそれは私の道は決して照らしてくれなくて、
いつの間にかみんな先に進んでいる。
待って、と届くはずもなく、
待って、と言えるはずもなく、
私は闇の中一人取り残された。

助けはないとわかっている。




気付けば、泣いていた。

寝ながら泣いていたのか、全く涙腺が緩いと自分を笑う。
窓からは眩しいほどの朝日。




でもそれは、
決して自分の進路を照らしてはくれない。

照らしたのは、
疲れのとれていない自分と、床に散らばった求人のチラシだけだった。

------------------------

初参加です!

この間高校の先生と二者面をしまして、
かなり厳しい話をきかされ(汗)
それで思いついた作品です。

私は卒業後就職希望なので、
この作品のようにならないよう努力したいです;
[記事No.396368]Re:短編小説

kaito☆
ID:[sugiurahikar]
PC
投稿日時:04/19 17:01

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記事No.326462への返信
その日は、雪が降っていた。
「あ、雪…」
校門を出た少女は、初めて気がついた。
しんしんと降る雪。
少女は、切なくなり、その場を立ち去った。

ふる雪は、淡く儚く切なくて、自分のように――、自分の命のように思えた。

淡く儚い人の命は、雪そのものだと、少女は想う。
[記事No.396740]Re:短編小説

虎縞
ID:[tigerhalfowl]
SN3M
投稿日時:04/22 05:59

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記事No.326462への返信
 あの子を知りませんか?
 あの子――何処かへ行ってしまったあの子です。
 何処へ行ってしまったんでしょう。何故消えてしまったんでしょう。解らない。解らない。
 ただひとつはっきりしているのは、あの子がいないという事なんです。
 あんなに愛していたのに、どうしていなくなってしまったのかしら。
 誰かが連れ去ったなら、今すぐあの子を返して下さい。それとも、あの子自分の意思でいなくなったの?あんなに愛していたのに?家族の愛は、一方的なものだったの?そんなに冷めた子だったのかしら。生まれてからずっと見ていたけれど、そんな子には見えなかった。
 ほんのほんの、少しの間にいなくなってしまったあの子を知りませんか?本当に、ほんのちょっとの間の出来事だったみたいなのだけれど。
 まずあり得ないくらいの間にあの子がいなくなった。何処へ行ったの、あの子は。
 まだ帰らないの。
 まだ見付からないの。
 警察も探すのを止めてしまったけれど、あの子が帰って来ない。
 あの子を知りませんか?
 今ごろ大きくなっていますか?見た事はありませんか?
 あの子を知りませんか?
 何処かへ行ってしまったあの子です。








…………………………

 お久しぶりです。
 Wikipediaで「失踪事件」の項目を見ていて、怖くなったのでガリガリ書きました。
 厳密に言って、小説ではないですよね…
[記事No.396762]Re:短編小説


ID:[reat]
SH38
投稿日時:04/22 17:12

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記事No.326462への返信
元気なお日さまが皆を照らす頃、僕は生まれた。
僕が背伸びをしても、手を伸ばしても届かないビルとビルの間で生まれた。
生臭いゴミの臭いと、汚い泥と傷だらけの野良猫が印象的で、今でも鮮明に、確実に覚えている。
僕はハエ。世間一般の嫌われ者、ハエ。汚いハエ。


………
なんじゃこりゃww
テラカオスwww
[記事No.397848]Re:短編小説

ルク
ID:[mayusann]
PC
投稿日時:04/29 11:38

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記事No.326462への返信
「なんども言うよ。−−見つけてくれて、ありがとう」

あの息苦しいごみだめのような世界でぼくを見つけてくれたのは貴方だった。
だから、言わせて。
たくさんのありがとうを。

大切にしてくれて、ありがとう。
嫌いにならないでいてくれて、ありがとう。
拾ってくれて、ありがとう。
一緒に生きてくれて、ありがとう。

愛してくれて、ありがとう。

大好き。言葉じゃ足りないくらいに。

満たされたはずなのに、もっと欲しがるぼくを許してね。
[記事No.398083]Re:短編小説

シオサバ
ID:[GTGT]
PC
投稿日時:04/30 23:02

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記事No.326462への返信

   『俺の同居人』

 だだだだだだだだだだだだだだだだだだっ

 廊下のほうから物凄い音が聞こえてくる。
 奴だ。
 俺はあいつが大嫌いだった。
 いつもいつもあの調子で、家賃2万円のあばら家のそこかしこを走り回っているのだ。全く騒がしいといったらない。

 「いい加減にしろ。迷惑だと思わないのか?!」
 とうとう耐え切れなくなって怒鳴る。

 だがこの非常識生物は俺の怒鳴り声が聞こえていないのか、聞く気がないのか俺の事をまるっきり無視してなおも耳障りな音を立て続ける。

 俺は今すぐ廊下に飛び出して、奴の行く手を阻みつつ、イライラの元凶である奴のみぞおちに渾身の蹴りを入れてやりたい衝動に駆られた。

 が、残念ながらそれはとうてい無理な話だ。
 俺は溜息を一つついてから、廊下に出るための障子戸を両手で勢い良く開けた。

 だだだだだだだだだだだだだだだだっ

 廊下の端に突き当たって戻ってきたのだろう。
 俺の目の前を、物凄い音を立てながら、
 
 一人分の足首が疾走していく。
 
 蹴りようが無いのだ
 みぞおちがそもそも無いのだから。
 俺はもう一度深く溜息をついた。
 
****

 はい。
 どうも、はじめまして。
なんか良く解らない感じになってしまいました。
何ていうかアシダケおばけです。(適当)
駄文で長文すいません。
[記事No.398386]Re:短編小説

雀蜂
ID:[maninconia]
PC
投稿日時:05/03 05:02

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記事No.326462への返信

「今日を生き延びて、明日を生きていける確立って、実はものすごく低かったりしない?」

なるほどそのとおりだ、と思った。

「だから、」

キミは空を見上げる。

「ちゃんと“今”を楽しまなくちゃいけないんだよ」

自分もつられて空を仰ぐ。

どこまでも続く青が、綺麗だと思った。
[記事No.401522]Re:短編小説

紫苑
 cno2z4ak
ID:[1994322]
PC
投稿日時:05/11 20:59

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記事No.326462への返信

目に映ったのは青い空でした。
横に流れていった雲を追いかけてふらりふらり。
旅に出てみました。

そこで一匹の猫に出会いました。
真っ黒な毛並みの、綺麗な猫。青い瞳が私を見つめます。
その猫は、私に語りかけてきました。

「君は何を見ているんだい?」

そう問われて、私は悩みました。
雲を見ているはずなのに、違う気がしたのです。

「よくわかりません」

正直に答えました。
すると猫は、続けて私に問いかけました。

「そうかい。なら君は、」

途切れた声は、私に届きませんでした。
風が強く、吹いてかき消されてしまったのです。
砂埃が巻き上がり、思わず目を閉じました。
すぐに開けてみても、そこに猫はいませんでした。

私は何を見ているのだろう。
あの猫は何を伝えたのだろう。

私はふらりふらり。
答えと猫を探すため、旅に出ました。

ふらりふらり。
ふらりふらり。

いつか、見つかると、願いました。

――――――――――――――

…すいませんでした。
無駄に長いし、どんな設定だよ!とか思いますよね…。
夢を失った少女の物語、のつもりで書きました…。
また、続きみたいなものが書けたらいいなー…←

スペースありがとうございました!
[記事No.402062]Re:短編小説

まなか
ID:[shiroikotori]
PC
投稿日時:05/15 14:17

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記事No.326462への返信
 いやー……ついに100越え……。久々に来てみたらびっくりです。みなさんありがとうございます。

 * * * * *

  "独り言"

 目を閉じて、自分を思い浮かべてみるといい。どんな顔をしている? どんな表情でいる?
 そいつがゆっくりと口を聞く。
「あいつってウザい」だの「いいんだよ、これが俺らなりのコミュニケーションってやつなんだから」とか、醜いことを言い始めて僕は頭を抱える。
 全部今日の僕の発言。
 その内勝手に喋り初めて。「あいつのこと友達だなんて思っていない」「親なんて早く死ねばいい」
 全部全部、僕の思い。
 いよいよ頭を掻き毟る。
 彼、は僕自身であり、一番の敵であり、ライバル。
「明日、俺告白するから」
「無理だよ、お前みたいに特技もいいとこもない奴は」
「うるせぇなぁ、今まで、アピールはしてきたっつの」
「アピールってあれだろ。『山本って何カップ?』」
 ……我ながら下品な笑い声を上げる奴。
「まじで、うるせぇー……」
「山本もそう思ってるよ。トモダチもな」
 話せば話せば墓穴に嵌るだけなんだが、癪にさわるのでついつい喋り続けてしまう。
「俺が悪かった! 星川には明日謝るし、今日の晩にでも親父の肩揉みしてやるさ」
「マジめんどくせぇ――ってな」山本が見たらきっと僕の告白は失敗するに違いない、そういう顔をしている。
 僕はため息をつく。
「たまにはいいこと言えねぇのか」
「松本に金返してないよな」
 押し黙る。悪いとは思っているけど……。
「いんじゃーねぇ?」
「それも! 明日、返すよ! おやすみ!」そう言って布団に潜り込む。
 一人で昼飯食ってる奴を見ながら浴びせるような笑い声が聞こえる。
「ちくしょー、明日はボッコボコに言い負かしてやる……」
「楽しみにしてるよ」

 * * * * *

 テーマが思いつかなくて……微妙な出来になったかも!
 ありがとうございました。

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