ぷよぷよと、

□ゴロゴロしよう
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あんな出来事が起きて、自分の気持ちを知った私はシェゾの顔を見るだけで、顔が赤くなるという病気を患った。




「未来、さっきから暗い顔をしているが……」

『く、暗いんじゃない!シェゾのせいだ、馬鹿!!』

ぷいっと顔を背けてやった。これだから本当に天然たらしは困る。



「未来、俺と一回勝負しないか?」


『……』


空気読めよ変態!ばか、あほう!
くそう、あの時ジョギングの人がこっち来るかと思ったら、突然曲がって走っていったから……。
あの人も空気読んで、もうちょっと前の方で曲がってくれればさ……!!



「俺が勝ったら一つ言う事を聞け。」

『え、あ、え?』


どーいうことだ、おい。
そんなの私ね、もう勝っちゃうよ!!勝っちゃう自信満々だよ!?シェゾの事コテンパンにしちゃうよ!

「随分余裕そうだな。」

そう笑って、

「アレイアードッ!!」

といきなり大変危険な技を出してきた。
いいですか、良い子の皆さんはマネしちゃいけませんよ!!


「俺の技を瞬発的に避ける、とは中々やるな」

にやりと笑ったので、さっきの心臓の鼓動はおさまっていた。そりゃ収まるわ。違う意味で心臓ばっくばくですけども。

しかもなんだ、この誰がどう見ても興奮にやにやしてる顔を見て乙女心を揺らすか!




『私の気持ち返せえええええ!』


そう言って魔法を出そうとしたとき。
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