ぷよぷよと、
□出会い
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―私は夢を見た。
銀髪の男の人が、こちらに近づいてくる夢。
私はすぐに逃げた。
綺麗な整っている顔で、こちらを
じろじろと見ている。そりゃまあ、
少しはカッコイイ人に見られたら
いいきぶんになるかもしれない。けど、この人は違う。この人の目つきはまるで死んだ人のような冷たい。
心臓を射られていないだろうか?
まさか、もう射られてしまったか?
そんな心配は杞憂に終わった。
青色の双眸が、私の紅色の双眸の近くに。
―一瞬だった。
鼻と鼻がかすれ合うぐらい近く、ドキドキと動機が聞こえるんじゃないかと心配になるぐらい近い、0mの距離。
彼の唇と私の唇が重なった瞬間――