ぷよぷよと、

□看護
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『風邪が流行ってるから気を付けろって、だーれが言ったんだか。』


そうです、まさに今、シェゾさんは顔真っ赤にして布団に籠ってます。


「う……るさ……げほっげほっ!」

『ああもうしゃべらなくて大丈夫だから。はい、寝る。』


―実は中部から北部へと行く途中、シェゾが突然私の方へ倒れてきて。
変な気を起こしたのではって警戒したら、ぐったりしてたので額を触ると、これがまた熱い。

なので今、近くの宿でシェゾの看病をしている。


『なんかさあ、この先不安だよね』

と呟くと、シェゾに軽く睨まれた。
たぶん、俺がそんなヘマをする訳がないとか何とか思ってるんじゃないのかな。
いやいやシェゾさん。風邪をひく時点でヘマしちゃってますよー?


『雨ふりそうだね。』

あー、今日は天気が曇りだから、散歩に行けないし看護日和だなあ。

というかさっきから独り言激しいよ、私!!
よし、ここはシェゾさんに質問してカバーする感じで。



『シェゾ、何かしてほしい事ある?』

 
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