ﾅﾐﾀﾞﾉｻｷ
□ﾌﾚｱｲ
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ﾏﾙｺ)
ｴｰｽ
ｴｰｽ)ん？
ﾀﾝｯ
ﾏﾙｺ)探したよい雨降ったのに､その上門限過ぎてる
ｴｰｽ)なぁ､見ろよ
ﾏﾙｺ)ん？うわっ
ｴｰｽ)綺麗な顔してんだろ
？
ﾏﾙｺ)本当に……綺麗な顔をしてたんだな
海龍)…………………
ﾊﾟｼｯ
ｴｰｽ)いてっ
海龍)…………………
くるっ
ﾀｯ
ｴｰｽ)あっ
ﾏﾙｺ)待て船に戻ったんだろうよい…
ｴｰｽ)……………
ﾏﾙｺ)聞くことが山程ある…まず､このｵｯｻﾝはどうした？
ｴｰｽ)死んだ…海龍によって
ﾏﾙｺ)………またか
ｴｰｽ)"また"て､前にも同じ事があったのか
ﾏﾙｺ)あぁ…理由は分からねぇ
ｴｰｽ)分からねぇ､分からねぇって……ただ単に､あいつの事を知ろうとしてねぇんじゃねぇのか？
ﾏﾙｺ)家族の一員であるあいつを､俺達が知ろうとしなかったと思うか？
ｴｰｽ)え………
ﾏﾙｺ)禁止されてんだ……ｵﾔｼﾞによって……
ｴｰｽ)なんで……
ﾏﾙｺ)……確か､あいつを船に乗ってきた時も､こんな雨が降ってたよい…
ｻﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｱ―…
ﾏﾙｺ)あの時のｵﾔｼﾞの背中は､何かを隠してた…いや､隠したんだよい……あいつの全てを…無かった事にするかのように……
ｴｰｽ)ならｵﾔｼﾞに聞くあいつが隠してるもんは､とんでもねぇもんなんだ俺達や､ｵﾔｼﾞですら抱えさせてもらえねぇもんなんだ
ﾏﾙｺ)なんでそんなに海龍に構うんだよい
ｴｰｽ)ｻｯﾁからこっそり聞いた…あいつ､俺と同じ2番隊なんだってな……
ぐっ
ｴｰｽ)ﾏﾙｺ達でも駄目なら､同じ2番隊の俺が何とかしねぇといけねぇだろ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾏﾙｺ)…と､言われてもなぁ
新入りにそれを言われても
説得力に欠けるよい
それにｵﾔｼﾞが話すかどうかも
分からねぇしな…
付き合いの長いこの俺にすら
話さなかったｵﾔｼﾞだ
ﾏﾙｺ)……でも､掛けてみる価値はあるな
"新入りのｴｰｽ"だからこそ
出来る事､許される事が
あるってもんだ