らぶりぃチェリー

□二粒目
1ページ/4ページ



篠原の告白現場に遭遇してしまった次の日、教室に入ると…



『おはよう』


「小鳥遊っ!篠原に彼女が出来たんだってよ!!」


『あ、そう』


OK出たんだな


「反応薄いっ!!」


『だって、知ってたし』


「…へ…?」


『くだらない話していで勉強したら?小テストあるらしいよ』


「まぢかっ!見してくれ!!」



頼むっ!!と顔の前で両手を合わせる男子生徒Aにノートを渡した



『篠原の彼女、何日持つかな…(ボソッ』


「ん?何か言った?」


『別になんも』


「ふーん。あ、ノートサンキューな」


『お礼はイチゴ牛乳で良い』


「OK」



良いんだ


離れていく男子生徒Aにプッと小さく吹いてしまった


男子生徒Aとこれまで入学してから友達として付き合ってきたが、なかなか良いやつらしい


……あ、一話(一粒目)に出てきた男子と男子生徒Aは別人物です



「誰に話してんの」


『君には関係のない人たちにです』


「あ、そうですか」


何故か戻ってきた男子生徒Aを冷たくあしらってから、本を読み始めた


next
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ