ブルーパピヨン

□赤っ恥
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太陽があがってからしばらくして小屋のなかから赤髪の色男、ルキーノが出てきた。

「おはようございます。早起きなんですね。」
「ん? あぁ、仕事柄朝は苦手じゃない。」
「そうなんですか。」

どんな仕事だったかな?
覚えてねぇや。

ルキーノは小屋の裏で顔を洗っている。
きちんとしてるなー。
ジャンとは大違いだ。

「なんだ?人の顔ジーっと見つめて、俺にみとれたか?」
「え? いやそうゆうわけじゃありませんよ。ジャンとか風呂嫌いなんで大違いだなぁ、って思っただけです。

「風呂嫌いか…最悪だなぁ」
「でしょ?何度言っても聞かないんですから。」
「はは 俺ならオメルタ出してでも入れるな。」
「それなら入りますね、さすがのジャンも…」


そんな他愛な会話を繰り広げていると筆頭幹部のベルナルドが出てきた。

「あ、ドン オルトラーニ、おはようございます。」
「おはようシーナ、なんだいルキーノと朝からおしゃべりかい?」
「ジャンの風呂嫌いについて話してたんだ。」
「あぁなるほど、あいつの風呂嫌いは筋金入りだからな。」

なんか楽しいな。

でも、二人とも身長がデカイから見上げると首が痛い…。

俺が首を擦っていると、ルキーノに声をかけられた。

「ところで#NAME3##」
「なんですか?ドン グレゴレッティ」
「敬語をやめろ、呼び捨てでかまわん。」
「それは俺も同感だ。」
「えぇ?! 何言ってるんですか!そんなの無理ですよ…」
「なんだ?俺の命令がきけないのか?」
「ぇと…そうゆうわけではなくて…」
「これから一緒に行動するんだ。変なところで堅苦しくしてほしくない。」
「でもも何もない、俺らの命令と思って素直にきけ。」


なんだろこの威圧感…
こんなん言われて逆らえる奴いるんだろうか…

ここは仕方ない…か
イヴァンやジュリオにも敬語やめたし…
いっか

「わかった…」
「よし。それでいい」

ルキーノに頭をガシガシなでられた。

「狽ぁ! ちょっ!痛い、髪崩れる!」
「このくらいで男が痛いとかぬかすな」

いや、俺女だし!隠してるけど!

「ふはは、ルキーノそのへんにしておけ」
「うぅ……さんきゅベルナルド。」

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