ブルーパピヨン

□出会い
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…俺は…あたしは何でこんなところで倒れているんだろ……。
確か…ジャン達の…そう、ジャン達の逃亡の手助けをするために、マジソン刑務所に、ドン・オルトラーニの部下と向かっている途中に誰かに襲われたんだ。
ドンの部下に走って行けと言われ、走って走って…背後の人間に気づかないで足を撃たれたんだったな。

「情けない…」
これでも戦闘員だ。
背後の敵にくらい気づけないでどうする。
とにかくいかなくちゃ…。
俺が行かないと…。
重い右足を引きずりながら、一歩ずつ前に進む。

痛む右足は赤く濡れている。
「ジャン……今行く…」
何度も倒れそうになり、痛む右足にかおを歪める。

そんな時、目に写ったのは赤い車体、中に乗ってるのは、しましまの色男達。

まさか…
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