静寂なる風

□第三章
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ー乗り換え後ー




先頭号車に乗った為、2人は揃って座ることができた。


「んで、ギン。何なの?」


何の前触れもなく問う美奈。



「まぁ、そんなにあせんなさんな…ゆっくり、本当のことを話すから」


「わかった。」


そう言って電車の窓から外をみると澄み切った夜空が広がっていた。




これから、聞かされる真実のことなど何も思わせないように



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