静寂なる風

□第一章
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「漸く中に入れたわ」


「えっと…彼が市丸ギン君です。じゃあ、市丸君自己紹介を」



そう言って先生が市丸に自己紹介を促す



「僕は市丸ギンです。尸魂界から来ました。好きな食べ物はは干し柿です」


京訛りの市丸。一生懸命標準語を覚えてきたのか、アニメで聞いていたより普通だった。




(えっ!?本物……あの銀髪、狐顔、見間違えるはずがない。しかも尸魂界って言ってたし……)



もう頭の中で整理ができなくなってきた美奈。



(待って、待って。落ち着いて私。あっ、そういえば友美には漫画を貸してるし、絶対知っているはず!)



そう思い、少し遠い席に座っている友美を見る。すると、何か喋っていたので耳を傾ける。


「尸魂界って都内にあるのかなー?っか、本当に高校生なのかなー?まぁ大人っぽくてカッコいいけど!」
などなど、いろんなことを言っているがBLEACHキャラだとは気づいてはいない様子。




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