これが僕らの非日常

□1時限目
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ピンポーン


「どちら様?」

「どうも。 成海いる?」

「………誰だお前?」

「(こいつ、口悪っ)誰って…成海の友達だけど」

「嘘だ!! 真人に友達なんていねーんだよ!!」

『失礼だな、お前。』

「おはよー成海」

『おはよう。鈴木。』



皆さん、どうも成海真人です。


今日から稲妻高校、縮めて稲高に通います。

朝からいとこの篤志にひどいこと言われました。悲しい



『それじゃ、行ってきます。』

「いってらっしゃい」


いつの間に来たんだ?篤志ママ


























「なぁ、今の子誰?」

『いとこの篤志だよ。一緒にいそーろーちゅー』

「ふーん」

『あんまし興味ないだろ』

「ハハッばれた?」


鈴木は気兼ねなく話せる友人の一人でもあり、あたしと一緒に登校してくれる優しい奴だ。






でか!?

「お前の声もな」


ツッコミありがとう!……じゃなくて!


『何この大きさ…鬼学の3倍くらいあるんじゃない?』

「確かに…でけーなー」

稲高に着いたら、めっちゃでっかい校舎がありました。

鈴木と二人、口をあけながら見上げていたら、後ろから何か聞こえてきた。



「〜〜なんだよ!! これだから〜〜」

「はぁ!? そーゆーお前も〜〜」

「なんだと!!〜〜」



どうやら喧嘩らしい。

君子危うきになんとやら、だ。

あたしは、喧嘩に目をキラキラさせている鈴木を引っ張って校舎に入ってった。




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