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□逆巻家
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どうしよう、私これ好きかもしれない。


絶対に好きなんて言わないけど。


自分から求めようなんて、絶対にしてやらないけど。


「ねぇ、名無しちゃん?気持ちいい?」


ライトの声と感触だけが今の私が感じられる感覚の全てだった。


目隠しをされているため光は薄っすらとしか入って来ないし、手首を縛られているため自分から触れることはできない。


あくまで、全てが受動的な行為。


それでも私の体を隅々まで舐める、その男の舌に狂わされているのは事実で、時々自分の口からいやらしい声が漏れてくる。


「・・あぁっ・・・」


「どうしたの?もしかしてここが好きなの?」


吐息がかかるのは一番敏感な場所で、きっとそこからははしたなく蜜が流れ出ていることだろう。


「名無しちゃんてホントいやらしい子だよね」


そう言いながら舌で蜜を絡み取られれば、思わず仰け反ってしまった。


それはこいつを喜ばせるだけの行為だって分かってるのに。


今だってプライドを捨てきれないでいるのに。


それなのに、支配されているこの感覚が心地よく感じてきている自分がいる。


どうしよう、私ってこういうのが好きだったんだ。


「あれー?名無しちゃん、さっきから止まらないよ?実はこう言うの、好きなんじゃない?」


それまで舌で遊んでいたのが、指に変わり2本、3本と徐々に増やされていく。


私の頭の中の大部分を占めているのは、ただライトを求めているということだった。


「や、だっ・・・」


私の意思とは裏腹に絶頂を迎えようとしている私の体は、きっともうライトに操られてしまっているに違いない。


だめ、このままじゃ本当に私―


理性と欲望が拮抗している中で、どうにかその快感から抗おうと私は体をくねらせた。


「抵抗してもだめって分からないのかなぁ」


組み敷かれていた足が持ち上げられる。


するとその瞬間、指が引き抜かれて、その数十倍もの質量をもつものが私の中に入ってきた。


「んあ・・あぁっ!」


耐えきれず大きい声を出した私は、一度背中を逸らした後再びベットの上に沈みこんだ。


目の前が真っ白になり、何も考えられない。


「ふふっ、もうイっちゃたの?」


相変わらず拘束は解かれないまま、私の体を蹂躙し続けるライト。


腕も脚も固定されたまま果てた私は、もう拘束を解こうなどとは思わなかった。


もっと欲しい。


もっと、貴方を頂戴。


「あれ?もう降参?抵抗する君も可愛くて僕は好きなんだけどね。でもやっぱり」


素直な君が一番だよ。


どうして私は今まで抵抗していたんだろう。


そんな考えが頭に浮かぶほどの快感は、どうやら私をすっかり変えてしまったようだ。


何処か満足げなライトの様子に私は何も答えることはできず


そのまま体を仰向けにされて、意識がなくなるまで体を弄ばれ続けた。







さぁどうぞ、お好きなように
調教済みなヒロインとご満悦なライトくん
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