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□下書き
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「君、俺のこと嫌いでしょ?」
彼から始めて話しかけられた言葉はそんな衝撃的なものだった。
勿論私は「はい、そうです」なんてことを言えるわけでもなく、ただ困惑するような顔をしただけだ。
だって相手はあのアイドルの『無神コウ』で。
彼の言葉は一言一句逃すまいと、べったり張り付いているファンクラブがいるくらいなのだ。
そんなところで彼を否定しようものなら私はきっと殺されてしまうだろう。
それ位妄信的なのだ、彼女たちは。
「あれ?何その顔。
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