依存症 2

□準備運動
1ページ/1ページ


この平和な島ともそろそろお別れだ
出港準備で慌ただしくなってきた
私もナースのお手伝いで
荷物を運んでいた

「敵船だー‼︎‼︎」

声が響くとともに遠くから爆音がした
視線が音の方へと向けられる
船が2、3隻見える同盟…?
それぞれが
違うジョニーロジャーを掲げていた
周りの士気が一気に上がった
最近動いてなかったもんね
みんなうっきうきだよね?

船はこちらに
ゆっくりと近づいてきている
ナースのお姉さんたちは船の中へと
避難を開始していた

マルコ「真弓」

『マルコ!敵船だってね』

振り返るとウズウズしたような
顔したマルコが立っていた
マルコは準備はいいか?って
もちろん!私は胸を張って答えた
船から次々と人が降りてきた

マルコ「俺が守るからな」

『自分の身くらいは守れるつもりよ?』

手にいつもの2本の短剣を構えた
だれもかれもが私を狙う
弱そうだから?弱そうだから!?
もう!見た目で判断したら
痛い目見ちゃうよっ!

半獣型になれば少し周りが驚いた
ふふん!見くびらないでよね
斬撃を避けて避けて
背中を取って急所を刺す
1人倒せば周りに動揺が走る
こんな小娘1人にびびってんじゃねぇ!
そう言って一気に襲いかかってくる
上に飛び上がる
上から見れば全員の顔が見える
アホみたいに口を開けて見上げている
スタンッと着地したら
全員がこちらを向く
さぁかかってらっしゃい
ニヤッと笑ってみせると
舐められてたまるか!と
一斉にかかってくる



どうにかやり過ごして
無事に出航することができた

.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ