依存症 2

□放火事件
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ようやく船にたどり着いた
ビスタと紅茶を飲んでいる真弓の顔が見える
姿を見られちゃまずいか…
反対側の甲板に降りよう
そう思って旋回した
………ん?
なんかあそこ…燃えてねぇかぃ…?
あそこは確かエースの部屋!
あのバカ集中しすぎて部屋燃やしてるのかもしれねェよぃ

俺は慌てて降り立つと荷物を部屋に置き
エースの部屋へ急いだ
扉に手をかける
中の熱で取っ手がかなりの温度になっている
突き破るしかねぇかぃ
勢いをつけて扉を開けた
部屋の中心で黙々と作業をするエースがいた

エース「あ"ぁ"ーー‼︎‼︎‼︎‼︎終わらねェえ!!」

マルコ「エース!これはどういうことだよぃ!!」

エースは俺の声で初めて自分の周りが
燃えていることに気がついたらし

部屋を見て慌てだした

エース「やべぇ!やっちまった…」

近くのクルー総動員でどうにか
エースの部屋だけで
火災被害を防ぐことができた

今目の前でエースは正座をしている

マルコ「これからは浜辺か船以外で作業しろぃ!」

エースは珍しく素直に命令に応じた
まぁ船を燃やしちまったら
家がなくなるも同然だしな
その辺はちゃんと理解しているんだろう

エースは道具を持って
遠くの浜辺を目指して出掛けた

しっかしあいつは何を作ってるんだろうねぃ?

.

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