依存症 2

□宝探しか何か
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宴はドンドン盛り上がって行く
空には綺麗な月と星が瞬いている
ボーッと空を見上げていた
夜になるとちょっと肌寒いかもなぁ

マルコ「どうしたんだよぃ?」

マルコがコップ片手に問いかける
暑いのか上着を脱いでいた
その姿がなんとも…アレですね…
うん…
ダメだと思う…そんな姿…
思わず目を泳がせた
私の動揺が伝わってしまったのか
マルコは少しニヤッと笑った
またその顔がなんとも言えない

マルコ「何顔を真っ赤にしてるんだよぃ」

『真っ赤になってないもん』

やっぱり見透かされてた
全く敵わない
下を向いたところでふわりと
マルコが上着をかけてきた
ビックリして顔を見る

マルコ「寒いんだろぃ?」

『…ありがとう』

これまた見透かされてた
なんか怖くなっちゃうぜ!
なんてね
そんなとこも好きです
やっぱり病気ねこれは
素直に嬉しいと表現出来ない私は
ギュッとマルコの上着を握った
なんかマルコの匂いする

ジェセニア「真弓ちゃ…んっ⁉︎⁉︎」

ジェセニアさんは大袈裟なくらいの
リアクションで私とマルコを交互に見た
マルコはそれに気がつくとニヤーッと
超意地悪そうな笑みを浮かべて
私の肩を抱き寄せた
思考回路はショート寸前♪
いや、ショートしました
キャパオーバーです!!

マルコ「勝負は俺の勝ちだよぃ」

ジェセニア「ぐっ…ま、まだ負けてませんっ!必ず奪い取って見せますから!せいぜい覚悟していてくださいっ」

マルコはおー楽しみにしとくよぃって
楽しそうにお酒を飲んだ
え、なに?なんの勝負??

『ジェセニアさんと宝探しかなんかしてたの?』

マルコ「んー…まぁそんなとこだよぃ」

マルコはいつもより上機嫌に見えた
何よ何よ
2人とも仲悪いと思ってたけど
仲良かったのかな?
喧嘩するほど仲がいいてきな?


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