幸せの青い鳥

□コーヒーでも入れて
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とりえず落ち着いて話がしたい

『コーヒーでも飲みながら話そうか』

マルコ「...ああ」

私はマルコを連れてダイニングへやってきた
マルコを座らせてコーヒーをいれた

『大丈夫、毒なんて入ってないよ?』

警戒するマルコに安心して飲めるように言った
私はコップに口を付け一息ついた

マルコもおそるおそる飲んだ

『私の名前は海道美由紀』

マルコ「ここはどこだぃ?」

マルコはいっこうに険しい表情だ

『ここは私の家、マルコがいたところとはだいぶ違うところ』

マルコ「どういう意味だぃ」

私は部屋から地理の時間に使う
世界地図とグッズで手に入れた
グランドラインの地図を持ってきた

『これはマルコのいた世界ね?』

グランドラインの地図を見せると
マルコは頷いた

『これは今いる世界』

マルコ「本当かよぃ」

私はそっと頷いた

『で、このなかでもマルコがいるのは...ここ』

私は日本を指さした

驚いてるマルコをよそに私は
説明を続ける

『マルコがいた世界はONE PIECEっていう漫画の世界なの』

マルコ「でも俺はこうして生きている」

『うん、でも本当はあったのかもね
だってマルコに会えたもんね』

少しの沈黙

次に口を開いたのはマルコだった

マルコ「どうやったら帰れる?」

私は横に首を振った

『わからない、どうやってマルコがここにきたのかもわからない』

マルコは少し肩を落としたようだ

『帰れるまで私が匿ってあげる』

マルコ「いいのかぃ?」

『うん
だって私白ひげ海賊団のファンなんだもん』

そういって私はにっこりと笑った

マルコが好きだと言うことは伏せたままで



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