幸せの青い鳥

□運命の出会い
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私の好きな作家の本
もう何回も読み直したけど
やっぱり好きだ

ゆったりとした時間が流れる中
それは突然起こった出来事だった


私のうえに影が出来た

え?影…?

思う間もなく何かに
押しつぶされた

『きゃっ⁉⁉』

?「ここはどこだよぃ…」

私の上からする声は
何度も何度も再生し
頭にインプットさせた
あの声だった

マルコ「っ⁉悪ぃ!」

私の上からどくと
ようやく何度も会いたいと願った
あの顔があった

驚くあまり声が出なかった

『っっ⁉⁉』

そこにいたのは
私が会いたくて会いたくて
しようがなかった
愛しい人
不死鳥マルコが立っていた

母「美由紀!何してるの?」

先ほどの大きな音のせいで
ママがこちらへ向かっている

『説明は後でするから!とりあえず隠れてっ!!』

そう言ってマルコを
毛布やらなんやらで隠した

母「なにやってるのよ」

『本を読んでただけだよ』

母「ならいいんだけど…
ちょっと出かけてくるから
夜ご飯よろしくね」

『はぁい』

私のママはたまに夜に
でかけていくことがある

ママが行ってしまったのを
確認して毛布の山から
マルコを出してやった

『ごめんね、ママに見られたらまずいと思ったから』

マルコ「お前ェ、何者だよぃ」

『そんな殺気立たないで
私は怪しいものではありません』

こんなセリフを吐くやつが
1番怪しいことくらいわかってるけど

いざとなると
これしか言いようがない

だって私は怪しくないもん

.

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