ー銀魂3

□第五声
2ページ/5ページ

チュン…チュン…

朝…真選組屯所の食堂

「あれ?春斗がいませんけど…知りませんか?」

ふいに山崎が土方にきいた

「いんや?みてねえ、そういえば総悟も起きてきてねえな…」

「いつもこの時間には必ず起きてくるのに…ちょっと部屋見てきます」

そういって山崎は食堂を後にした


「春斗〜?起きてる?」

シーン…部屋からはなんの返事もない

「はぁ…入りますよ〜?」

山崎はそういって部屋に入った

「春斗〜…て、えぇ!?」

『すぅ…すぅ…』

そう、部屋には緑色の髪をした三、四歳ぐらいの子供がいた
もしかして…
春斗の隠し子!?

『ん…』

山崎の声でその子供がおきた

「あ、えと…その…」

『い…や…!こないで!!ごめんなさいごめんなさい…謝るから許して許して許して!!』

その子供は恐怖の目で自分に謝ってきた…様子がおかしい

「あ、えと…その落ち着こう?」

『お父さん…こないで…春斗はいーこにするから…叩かないで』

「春斗…?もしかしてこの子供は…春斗本人?」

「オイ、山崎、うるせえぞ…て、こいつだれだ?」
そんな俺のまえに
土方が表れた

『ひっ…やだ!!こないで春斗のこと…叩かないで!』

「な…なにいってんだ?こいつ…わけありそうだな…虐待にでもあったのか?つーか今…春斗って…もしかして本人か?」

『や…だ…怖いよ…来ないで』

「あれ?何してるんですかィ?土方さん、山崎」

と総悟が表れた

「いや、春斗の部屋にきたらこの子供がいてよ…」

「あ、それ春斗本人ですねィ…俺が昨日薬持ったんで」


「「はぁ!?」」

なにいっちゃってんの!?

「いやー、春斗の子供姿を見てみたいと思いましてねィ…」

ちらりと春斗をみる。

怯えている

「なんだかわけありそうですねィ…近藤さんの所へ行きやしょう。」

「あ、あぁ…」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ