ー銀魂3
□第一声
2ページ/5ページ
「えーと…なんのご用件でしょうか?」
『あぁ?あー…あれだ、今日から新しく入ることになった沖田春斗つーんだ』
いかにも地味そうな顔をした男にそういった
「沖田…?」
『そうだ』
「あ、はい、ちょっとまっててくださいね、聞いてきます」
『おう』
そういって
男は屯所内の奥へと入っていった
『ふぅ…』
眠みー…
俺は男がいってすぐ
夢の中へと俺は落ちていった
『クソジジー!!』
そうよんだ男を揺さぶる…だが
もうその男は死んでいて動くはずもない
『くっ…はは…なんだ、いつもあんだけ嫌いだ嫌いだっつーてたけどよ…実際にこうもはかなく死んじまってはじめて気がつくんだな…?』
俺の目からは大量の涙が流れていた
「父の敵を打ちてえか?」
顔をあげると一人の男がいた
『…あぁ…そうだな、うちてえよ』
「殺ったのは…真選組っていう所の沖田総悟って奴だ」
『沖田総…悟?…真選組…?』
「あぁ…信じるか信じねえかはお前次第…だがな?」
『やってやろうじゃねえか…こいつには嫌いだっていっても育ててもらった、捨てられた俺に、希望を与えてくれた。仇討ち…つーんだよな?こーいうの』
「くくっ…これが真選組の住所だ。」
ぴらり、紙が舞った
『感謝…するぜ』
柄にもねえが
クソジジー…待ってろよ…
俺がてめえの仇討ちをしてやるかんな?