イナイレ&銀魂3Z混合
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「俺達はよォ…昔の話だが虐待にあってたんだ」
「ぎゃ…虐待!?」
「昔の話だがな?それで俺達は限界が来て家出したんだ。といっても、銀河も、俺も金なんか持っちゃいねェし、いく宛もねェ。そんなとき俺達は救われたんだ。松陽さんに…」
「松陽さん?」
「あぁ、松陽っていう人に拾われたんだ。俺達も子供ながら最初は警戒したさ…だが、そんな警戒心も一緒に暮らしていく内になくなっていった」
「そして、ある日銀河が誘拐された事があったんだ」
「誘拐ィ!?」
嘘だろ!?坂田が!?
「あぁ、それでなぁ…なんか犯人から逃げて迷子になった時におひさま園…だったか?そこで銀河は保護されてたんだよなぁ…」
「え…」
「そこでなんかそこの子供らと仲良くなって銀河は、家にもどってからもその場所に遊びに行くようになった」
「で、それから銀河はサッカーをやるようになったんだ」
「…」
俺は唖然としていた
坂田にそんなことがあったなんて…
開いた口が塞がらなかった
「前置きはここまで、これからが本題だ …
んー…ありゃあ…今からちょうど一年くれェ前だったかなァ…」
俺の隣にいる坂田の兄貴は静かに話始めた
ー…
俺達は昔住んでいた所を引っ越して、おひさま園の子供らと銀河は離ればなれになった
「おい、まァたサッカーか?飽きねぇな…お前ェも」
『うっせ!別にいいじゃん!』
あの頃の銀河は
今のような荒くれ者じゃなかった
ていうか
普段はツンツンしてるが本当はチームの皆の事を一番考えていて…
はっきり言うがサッカーバカだった
「クス…銀河は本当にサッカーが好きですね」
『あっ!松陽さん!』
松陽さんと呼ばれた人…その人は俺等にとって命の恩人の様な人だったんだ
『そうだ!こんどFFっていうのに出るんだ!松陽さんも来てくれよ!』
「はい、見に行きますよ」
『絶対だぜ!?あ、兄ちゃんもな!』
「えー…?めんどいんだけど」
『来るよな!?』
「…わーったよ」
『うっしゃ!俺の活躍を見とけよ!?』
「へーへー…」
いつものたわいない会話、いつまでも続くと思っていた日常。
そんな、幸せな日常もある日を境にこわれた