イナイレ&銀魂3Z混合

□2
1ページ/5ページ



『…うぃっす』


朝、雷門中の自分の教室について一応あいさつだけする


全員、怖がって返事もしねぇけどな


「あ!坂田!おはよー!」

…円堂と豪炎寺を除けば、

「なぁなぁ!!」

『…なんだ?』

「坂田ってあの白夜叉の坂田なんだろ!?」

『…はぁ、そうだが?』

「じゃあなんでサッカーやらないって、いったんだ?サッカー好きなんだろ!?」

『…っ…』

あぁ、こいつは痛いところをついてくる

『嫌いだよ…っ!サッカーなんて!大嫌いなんだよ!!』

大きな声で言ってしまい
クラスの皆もしーんと黙る

「坂田…『…悪い、円堂…大きな声だして』

円堂の声を遮り俺はこう続けた

『ただ、俺はもう、サッカーはしないんだ。じゃあな』

「おいっ…!」

くるりと教室の外へ鞄をもち、俺は気まずさからも教室からでた








「円堂…」

坂田のいなくなった教室で豪炎寺が円堂に声をかける

「…放っておけないんだ…。坂田の事が」

一瞬だが坂田は泣きそうな表情を見せた

「俺もだ…俺がサッカーを止めていたときの様で…放っておけない」

豪炎寺のこれも本音だった

サッカーを止めていた時の自分をみているかの様で、放っておけない


「…あれ?なんだこれ」

教室の入り口の所に一枚の写真が落ちていた

円堂はその写真を拾って見る

それは何処かのサッカー部の集合写真だった、
そして、その中心にいるのは
今と違った満面の笑顔で笑う
坂田だった

髪の色でわかった

「…やっぱり、こんな笑顔をする奴がサッカーを嫌いになるわけなんか…ないよな?豪炎寺」

「あぁ…」

二人は坂田の出ていった出口をみて、再度そう思った
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ