ー銀魂5
□第壱話
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ー…
「「全力でテメェをぶった斬る!!」」
「せいぜい町でばったり会わねえようにな!」
そういって銀時と小太は船から飛び降りた
『…フッ』
相変わらず…面白い奴だな…
「 百夜…いるんだろォ? 」
そういって晋は船の影…俺の隠れている場所へと声をかけた
『…ただいま戻った、任務報告だが…』
「後で俺の部屋に来い」
『御意』
そう返事すると、俺は銀時達が降りていったほうへと目線を向ける
『晋…いいのか?これで』
「あァ?何がだ」
『銀時達とのこと』
「…クク、いいもクソも、俺達ァ…最初から違ったじゃねえか」
『…そうだな、晋がいいならいい』
そういって俺は目線を反らす
「…」
ギュウっ…
無言で後ろから抱き締められる。
晋の着物からはほろ苦い煙草の香りがした
『晋…何?』
「…いや、なんでもねェ」
俺が声をかけると晋は手を離した
『…?ならいい。じゃあ…俺はまた子達の所へいく』
「そうしな」