ー銀魂5
□第零話
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犬夜叉…いつから言われただろうか?
いつのまにか俺は敵味方どちらからそう言って怖がられるようになった
鬼兵隊と並ぶほどの戦力をもった部隊…牙王隊の頭としても恐れられていたな
「っ…百夜さんっ…!」
『分かっている…っ』
幕府は天人へ寝返った。そして今、俺はいや…、俺達牙王隊の全員は追い込まれている
状況は最悪。洞窟のなか、もうすぐすれば外に出られる、だが…もうすぐそこまで追い込まれている
『…お前達は行け!此処は俺に任せろ』
「…!?百夜…さん!?なに言って…、俺達はあんたを置いていくなんてっできねえ…っ!」
『いいから…はやく行け!必ず、生きて帰ってくる…。』
そういって俺は全員にそう言う
「…っ 百夜…さん…必ず、生きて帰って…きて…ください… 」
『あァ…?俺を誰だと思っている?だてに《犬夜叉》なんて言われてねえよ』
そういって俺はわざとらしく笑い、
全員から背を背けた。
任せろと意味を込めて。
「っ…テメェ等、いくぞー!!!」
「「「オォーー!!」」」
そういって隊士達は行った
『フッ…生きて…帰る…か…』
生きて帰ってくる…必ず。
「いたぞー!!」
『…っ』
天人達がきた。
『…ここから先には行かせねえ…』
自分の愛刀《紅葉》を構え、
俺は天人達へと切っ先を向けた
。