ー銀魂
□君の声、
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『…はは…嘘でしょ…?』
目の前に広がるのは
赤
母さん
父さんの死体
『ど…して、こん…な』
たたっ、と母さんに駆けつける
『母さん?嘘だよねぇ…!!また、抱き締めてよ!!父さん!また、頭を撫でてよ!!ねぇ!!』
もう動くことのない2人の体をゆさる
『ぅ…ひっく…父さん、母…っさん!いやだ、こんなの、嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…』
そして私は家から飛び出た
いや、いま思えば逃げたのか
信じたくなんてなかったんだ
あれから何日たっただろうか?
もうなにも口にしていない
心にアルのは…絶望感、
それだけ
どさっ
前に倒れる
はは…、死んじゃうのかな?私、
嫌だ…
死にたくなんか…ない
あぁ…でもなんか
意識も薄れてきたよ…
意識が薄れていくなか
私が最後にみたのは
絶望感…それだけだった