遊び足りない
□その四
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跡部「お前・・・その頭どうした?」
昼休み、食堂でのこと。
美代の前に座る跡部がそう言った。
『・・・何でもない』
美代はうどんをすすりながら答える。
日吉がブッと吹き出して笑った。
『・・・日吉てめぇ殺すぞ』
忍足「キャラが違うで美代」
すかさず忍足のツッコミ。
日吉「いや、何でもないは無いだろ」
日吉は美代の頭を指した。
何でもないといった美代の頭にはデッカいこぶが出来ていたからだ。
『・・・ぴよしのやつが加減なしにあたしをぶったんだ』
日吉「寝ているお前が悪いだろ」
『だからって、な』
「「「「お前が悪いだろ」」」」
『うい』
美代はしぶしぶ頷いた。
鳳「・・・痛そうだね」
長太郎は、心配そうに美代の頭を見る。
『そうやって言うの、ちょたくら、いってぇ!?』
美代が言いかけると、長太郎はこぶをつついた。
鳳「やっぱり痛いんだ(^o^)」
楽しそうにわらいながら、こぶをつつく長太郎。
『いたいいたいいたいいたい』
美代はマジで痛がる。
「長太郎は天然のSだからなぁ」
しみじみと言う宍戸。
岳人「天然のSなんているわけねえだろ!あいつわざとだよ!」
忍足「岳人の言う通りや。天然なのは宍戸の方やわ」