遊び足りない

□その八
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宍戸「美代は・・・・テニスできんのか?」


ある日の部活中でのこと。

宍戸は、前から思っていた疑問を美代にぶつけてみた。


『・・・・何で?』


美代はスコア表から顔を上げて聞き返した。


宍戸「いや、スコア表・・・つけれるっつうことはルールわかるんだろ?だから、な」


『できるよ』


宍戸「あっさり!?」


宍戸はてっきり隠していたものだと思っていたのだ。


『別に隠してるわけじゃないよ』


忍足「なんや、出来るんかテニス」


話を聞きつけた忍足がやってきた。



ちなみに、この2人意外は試合中である。



忍足「ちょっと打って見せてみ」


『上から目線』


忍足「先輩やもん」


宍戸「いいから、打とうぜ美代!」


『いちよ、べーちゃんに言ってからな』


──────



宍戸「いくぞー」


結局、軽いラリーをする事になった宍戸と美代。


美代は忍足のラケットを借りた。




宍戸が放った軽いサーブを、美代も軽く返した。




─────
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