遊び足りない

□その四
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その四 日常。




数学編


『675139、だな』


「・・・正解」



数学担当の教師が言うと、おおっ!と、拍手がわいた。



美代は、普通の中二ではまるっきり分からないような複雑な問題を解いて見せた。


何度も言うようだが、天才なのだ。






まさしく、氷帝学園生きる伝説






日吉「お前、ある意味怖いな」

日吉は、顔を向けずに言った。


『こんなのは単純計算だ』


日吉「それは分かってる。お前のスピードがな・・」


『ぴよし遅っ!』


日吉「・・・ムカつく」


※日吉くんは決して遅くありません。めちゃくちゃ速いです。ただ、美代が凄すぎる。



国語編


茂「おーし、日吉P56よめ」


国語担当は、言わずとしれた佐藤茂。


指名された日吉は腰を上げた。



日吉「春のか『グガァァー...グゥー.......ズビッ..』・・・・」



日吉は、冷やい目で横を見た。



『グガァグゥー....』



美代はノートやらにベッチョリよだれを垂らして、爆睡していた。




日吉は、小さくため息をつく。


日吉「・・・お前な 「茂)びちこてめぇ!国語の時間だけ寝てんじゃねぇぇぇ!」


茂は怒鳴った。

だが起きない。






そう。 美代は国語だけねるのだ。理由は眠くなるから。


茂「日吉起こせ!」


日吉「はい」


ーバッシィィィィィ!


茂のことばをうけ、日吉は容赦なく美代の頭をぶった。
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