遊び足りない
□その二
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その二 有り得ない宣告
『ぴーよしー。ぴよーぴーよぴよぴーよぴよしー。』
日吉「うるさい黙れ」
日吉若は朝から、氷帝学園の生きる伝説と格闘していた。
通学路が同じなのだ。
『ぴよしおはよう。鼻フックはいかがかい?』
なんで鼻フック・・・
日吉「遠慮す・・・お前何に乗ってんだよ!?」
日吉は目をみひらいた。
『馬』
美代が乗っているのは、真っ白で毛並みのいい綺麗な白馬。
馬!?白馬!?
〔ヒヒーィン!〕
日吉ははっとした。
日吉「今すぐ降りて跡部部長に返してこい!」
そう。それは跡部の愛馬、エリザベータ♀だった。
どうやったのかは謎だか、 美代はどうにかして跡部邸から連れ出したらしい。
『バレたら仕方ないな!』
美代は手綱を引いて旋回した。
『はいやー!』
日吉「・・・何で普通に乗れるんだよ」
美代には謎が多すぎる・・・・と日吉は頭を抱えた。