図書館戦争
□4話
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[本がかられる時代、国家機関メディア良化委員会の執り行う「検閲」に対抗するべく
図書館は本を護る軍隊___図書隊を有している]
「えーそもそも見計らい権限とは・・・・」
カキカキ『・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・スゥスゥ」
ただ今座学の時間…なのだが郁は熟睡してる真っ最中である。
対して名前は郁のことなどお構いなしに勉強に励んでいる。
なんともおかしな光景だ。
『郁〜座学おわったよ?』
座学が終わっても起きない郁を何とか起こそうとする名前。
「ん〜〜……終わった?」
どうやら郁が目覚めたようだ。
「笠原、顔!ノートの後くっきり!!」
話しかけてきたのは柴崎。
どうやら彼女も座学が終わったようだ。
「あああぁぁ!もう言わないでよ!さっき名前に散々笑われたんだから」
そう、名前が郁を起こした後 座学の教室全体に名前の笑い声が響いたのだ。
「もう、あんた座学で寝すぎよ」
『そうだよ、私でさえ勉強してるのにー』
麻子と名前のダブルパンチ。
「いや だって訓練きつくてさ〜
疲れてるところに小難しい話なんだもん。 起きてらんない
真面目に聞こうとは思ってるんだけどさ」
『そんなの私だって訓練受けた後だよ?条件はおんなじだよ』
そう言ってふてくされる名前。
そんな名前に郁と麻子は「かわいい」と抱き着く。
「そんなこと言ってると怒られるんじゃないの? 鬼教官サマに、さ!」
ギクッ!!
麻子の鬼教官サマ発言になぜか郁よりも名前が反応した。
そうこの前名前は堂上とロビーで抱き合ってしまったのだ。
前にも何度か抱きしめられたことはあったが、自分から抱きしめてほしいといったのは初めてで
この間から堂上とはギクシャクしているのだ。
「あ、噂をすれば
堂上教官こんにちはー!小牧教官も 」
そんなことを知ってか知らずか麻子は堂上たちを見つけてしまった。
とたんに名前の体に緊張が走る。
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