AmouR.

□#12.きょう、あした、あさって。
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春「今日もいい天気ですね〜」

千「っていうか、ヒマだよね…」

悠「なんで最近こんなにヒマなの」

祐「弁当食べ終わったら何すればいいんだろオレ」

春「…」

要「じめじめうるせえなあお前ら。ヒマこいてんのはいつものことだろが」

千「状況が違うの状況がー」


祐「てゆーか悠太、美雨は?」

悠「あー…今日は高橋さんたちのグループで食べることになったらしくて来なかった」

祐「えー、なんでいきなり」

悠「それは分かんないけど」

千「美雨っちという華やかな一輪の花がいないこの男だらけの空間をどうしろと…」


「春ちゃん」

春「あ、茉咲ちゃん」

茉「ご、ごめんね。お弁当中だった?」

春「いえ、大丈夫ですよ。お勉強ですか?」

茉「うん…あれ、美雨ちゃんいないけど…」

春「ああ、お友達とお昼ご飯ですよ」

茉「ふうん…いつもここに一緒にいるんだと思ってた」

祐「…そうなんだよね。美雨はいつだって俺達のヒロインだったんだよ」

悠「失って初めて気づくものもあるよね」

要「お前ら暗すぎ…」


幼馴染の彼女がいないだけで、
こんなにもテンションが落ち込むものだろうか。
この前の文化祭での盛り上がりが無くなったからとはいえ…。
春は茉咲に教えている時にふと思う。


千鶴が茉咲にちょっかいをかけているのがわかる。
本当にいたずらっ子な人だなぁと苦笑した。


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