キセキと白猫
□影と本
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教室の端で見つけた影の薄い少年。
『黒ちゃん』
「あ、白浪さん。こんにちは」
『うん。…何読んでるの?』
「シャーロックホームズです。僕、推理小説が結構好きなんですよ」
『そうなんだ…』
「白浪さんはどんなジャンルが好みなんですか?」
『んー…私は……アニメかな…』
「アニメが好きなんですか?」
『うん…。面白いよ…?朝読書の時、…笑っちゃいそうで堪えなきゃいけないの…』
そう言い、笑いを堪える顔をするが。
「(あんまり変わらないんですけど)…端から見たら変な人ですよ?」
『大丈夫…皆自分の世界に入り浸ってるから…』
それなら、まあ…大丈夫か(いや、ホントに全然大丈夫なのだが)。
黒子はほっと息を吐いて本の続きを読み始めた。
『それじゃあね、黒ちゃん』
「あ、はい」
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あとがき
この2人も桃井のときと同じく、
ほんわか雰囲気出てそう(´艸`*)