ONEPIECE
□頭ん中、お前のことばっかなんだけど
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「ちょっとクロエ、最近元気ないけどどうしたの?」
『ナミ、私変かもしれない』
「?」
エースに好きな子がいると告白されてから、私はずっと落ち込んでいる。
そのことを話すとナミは嬉しそうにニヤニヤした。
何故。
「アンタ、やっとエースへの気持ちに気づいた?」
『エースへの気持ち?』
「鈍感なのよ。エースの気も知らないで…(いつもいつも冷たいのよ)」
サボと楽しそうに話しているエースをぼんやりと、自然と見ていた。
ああ、今日もカッコイイな、なんて。
「エースの好きな子なんて頭の中から除きなさい!!クロエはクロエよ」
その子から奪っちゃいなさい!
ナミはいつも勇気をくれる。
才色兼備なナミだからこそ言える、そして説得力のある言葉なんだけど…。
あんなにベタ惚れだったよ…?
「クロエ!一緒に行こーぜ!」
「ほら、エースが呼んでる」
『…ん』
いまさら気づくの遅ェよって感じだよね。
ホントに。
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