気象激
□嫉妬？ 紫赤
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ちゅっ…
キャー！！
キス一つすればこの歓声。……まぁほっぺに、ね？
いつも隣にいるリーダーに、いつもライブではほっぺにチューする。
だって反応が可愛い。
肩も組んで。恋人みたい。
…………あー勘違いすんなよ？俺はただリーダーをメンバーとして見てるだけ。本当の恋人は。
一生懸命ラップを言ってる、真正面にいる人です。
いや、ちっちゃいけど。遠近法でちっちゃく見えるけど。
多分今ムスっとして歌ってんだろうな。こっち見てるし。声からして変だし。
後で怒られんだろうな。
「翔くん、怒ってるね」
小声で言うおっさん。32になるおっさん。
「だな。束縛激しいんだよなぁ…」
俺も小声で返す。
そうしてる間に俺らの番になっちゃった。
まぁライブ無事終わり。
打ち上げして。ホテルに戻る。したら案の定。ほら、来た。
「潤くーん」
てか酔ってる！さっきまで全然だったのに。
「なんでいつも智くんなのー？」
不満そうな顔で聞いてくる翔くん。
「ねぇ、なんで？！」
「うわ！？」
バサッ
ベッドに押し倒され、翔くんが上に乗っかった。
「そんなに嫌かよ、メンバーと仲良くして」
酒のせいか、顔真っ赤。あのあと自分の部屋で大分飲んだのかな。