翼&美咲未来ストーリー
□美しい羽
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「俺、棗ほどエロくないぜ。」
「まあねー。翼はキスの1つもせまってこないしね。」
「何、してほしいの?」
「べ…べつにそういうわけじゃ…」
一気に美咲の顔が赤くなるのが分かる。
これもまた可愛い。
「可愛いじゃん。」
「はあ、いっつもこうなんだから…」
美咲はあきれたような目で見る。
「俺らに子どもができたら、ぜってー美咲に似るよな。」
「どういう意味よ。」
「気が強い子になりそう☆」
「それは翼も一緒じゃん!まあでもあたし的には翼に似てほしいなー…」
「どういうところ?」
「うーん… 」
おいおい悩むなよな。
ここはぽんぽんでてこいよ!!
「翼って、ほんとにツバサを広げてるって感じするじゃん?そういうとこかなー」
「それいうならお前もじゃん。美咲はいっつも綺麗なもんを咲かせてるって感じする。」
お互いを褒めあうと急に恥ずかしくなった。
「まああたしらの子の背中には美しい羽を広げさせたらいいってことよ。」
「お、それいいな。じゃあ名前はぜってー美羽だな。」
「男だったらどうすんのよ。」
「美羽だ。」
「なにそれ… ていうか、まだ子どももできてないのにあたしらはしゃぎすぎ!」
またいつもの空気が戻ってきた。
笑いのたえない俺ら。