魔法少女リリカルなのはsts The Darknes Beetle〜友との約束、彼女の笑顔〜
□NEXT4 家族の思い(前編)
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「ワームには二つの姿がある。一つはサナギ体、その名の通りサナギの姿の怪物だ。お前達が戦った奴等がそれだ。もう一つの姿は成虫体、奴等は様々な虫の姿を持ちその虫に似た能力を使う事が出来る以上だ」
「なあ少し聞きたいんだが?」
真道の話しを聞いて黙っていたヴィータが質問する
「何だ?」
「そのサナギ体……だっけ?あたし達が攻撃した時、そいつらの体には傷一つ付かなかった。……けど、お前の攻撃には奴等に効いていた。これはどうしてだ?」
ヴィータの言葉を聞いてなのは達は確かにと胸に抱き、真道の方をじっと見る
それを聞いた真道はなのは達の顔を一度見た後表情を変えずにその問いに答える
「答えは簡単だ。奴等には魔法が通用しない」
「「「!?」」」
「ちょっ、ちょい待ち!それはほんまなんですか!?」
他の皆が驚く中はやてが声を挙げて真道に問う。驚くのも無理はない。魔法が"効きにくい"のではなく、魔法が"効かない"
それはAMFが発動中は魔力が練れにくくなるならともかく、AMFが無い状況下でなのは達の全力の魔法が相手に通じなかったのだ
「ああ、サナギ体は内部の成虫体を守るために硬い外殻をしている。よって質量兵器をぶちかましても殆ど意味もない」
真道は冷たく説明する
「じゃあ……総治さんが変身したあの姿は……一体、何ですか?」
フェイトが恐る恐る真道に質問する
「………」
真道は一瞬はやて達に話さないべきか迷ったが話すことにした
「いいだろう、ただしこの事は誰にも他言しないでくれ………。例え、自分が信頼する相手でもな」
真道の言葉の重さになのは達はコクッと黙って小さく頷いた
「あの姿は………ダークカブトだ」
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