魔法少女リリカルなのはsts The Darknes Beetle〜友との約束、彼女の笑顔〜
□NEXT4 家族の思い(前編)
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機動六課 部隊長室
現在、部隊長室で一人の男が部屋の真ん中で立っており、その周りには五人の女性達が囲むように立っていた
「……さて、真道さん。何故貴方がここに呼び出されたのかわかりますか?」
はやてが目の前に立っている真道に声を掛ける
「さあな?」
真道は肩を竦め返答する
「惚けるんじゃねーよ!お前が変な姿に変わった後、あの怪物達と互角に戦っていたじゃねーか!」
真道の態度に反応してヴィータが声を挙げる
「互角?何を言ってるんだ?圧勝の間違いだろう」
真道はヴィータの方をチラリと見て話す
「テメー……ブチ殺す!」
ヴィータがデバイスだけセットアップしたグラーフアイゼンを手に取り真道に向かって振りかざそうとする
「ス、ストップ!ヴィータちゃん!」
「そうだよ!落ち着いて!」
その後ろにいたなのはとフェイトがヴィータの両腕を二人で抑える
「離せー!」
ジタバタと体を動かすが二人に両腕を抱えられ、身長差で体は浮かんでいて足は宙を切る
……端から見ると玩具を欲しがる子供とその母親に見えるな
「どこが見えるかっ!!」
「お母さんじゃないよ!!」
「誰に言っているの、二人共!?」
突然何もない方向を見て叫んだヴィータとなのはにびっくりして突っ込むフェイト
「んんっ!本題に入るで」
はやてが咳払いして一同は静かになる。部屋の中が静かになり真道はため息を吐きながら、はやて達の視線を受けながら事情を話す
「まず最初の質問や、あの生物はなんや?」
「奴等はワームだ」
「ワーム?」
フェイトがハテナと首を傾げる
「ワームはある日突然この世界に現れた侵略者だ」
侵略者と言う言葉に驚く隊長陣。真道はそれに構わずに説明を続ける
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