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□飲んでも飲まれるな
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いつものようにハッピーと
ルーシィの家にいた。
ルーシィはカナの家にちょっと
行ってくると言っていたので
いつもより帰ってくるのが遅い。
「カナと何話してるんだろね〜」
「さぁなぁ〜。それよりおせ〜な。」
ヒマでルーシィの書いた小説を
勝手に読んだりしてヒマつぶしをしていた。
バタバタバタ…
ガチャガチャ…
バーンッ!!
「おっルーシィ、おかえり〜」
「おか〜」
「ふほ〜しんにゅぅ〜ん〜!」
なんだか呂律の回らない感じで
叫びながら突進してきた。
「ルーシィ…酒くさっ!」
「ルーシィ酔ってるの?」
「酔ってないわよ〜ん。
ちょっとカナに付き合っただけ〜ん。」
カナに付き合ったってことは
酔わさられるまで飲まされたに
違いないだろう。
「ふふ〜ん♪ハッピーは可愛いわね〜ん。」
そう言ってハッピーを胸に
ギュムギュム押し付けて
痛いくらいになでなでしていた。
「ルーシィ、痛いよ〜!」
「あら?ごめんねぇ〜。
お詫びのチュゥしてあげるぅ〜」
とハッピーの小さい口に
チュッとキスをする。
「んふふ〜、魚の味〜。」
「ルーシィにチュゥされた…
は、初めてだったのに……
ひどいよ…」
ハッピーは涙ぐみながら
ルーシィのバカだの
シャルルの所に行くー!
だの言いながら窓から猛スピードで
出ていった。