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□気になる
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FAIRY TAIL+の番外編より



こんなことを考えるようになったのは
ルーシィがミラに変身魔法を
教えてもらうとかで一緒になって
教わってから。


あの時は上手くルーシィに
変身出来た。
普段はまっ平らな胸が
大きく膨らんでるし
手首とかも折れちまいそうな細さ。

とりあえずあの時は
自分にはない大きな胸を
もにゅもにゅ揉んで
やわけーとか肩重たーとか
変身出来た喜びだけだったが
その日からなんだ…


本物のルーシィの胸も
あんな感じのやわらかさなのか??
顔は突っ込んだことあるけど
揉んだことはない。
1回でいいからあの胸を触りたい。



いつからだっけか。
ルーシィのことを他の奴らとは
違う"好き"って気付いたのは…


気付いたらハッピーと一緒に
いつもルーシィの隣にいた。



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「ナツ〜。」
とニコニコしながら
飛んできたハッピー。


「なんだ、ハッピー?」

「今日の夜ミラの家で魚料理する
って言うから、オイラ今日ミラの家
行くけどナツも行く〜?」

ハッピーはもう目をキラキラ
させながらヨダレを垂らしてた。


「オレは行かねー。ハッピーはオレの
分も食べてこいよ!」


「ナツの分も食べていいの!?
やった〜♪」

と宙をクルクル飛び回っている。


(……ってことは今日ルーシィの家
行ったら2人っきりか。)



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ルーシィの家に行くか考えてたら
いつもよりも遅い時間に着いた。

悩んだ末やっぱりルーシィの家に
行くことにしたのだ。


そしていつも通り窓から家へ。


「ルーシィ〜?」
普段なら窓から入った瞬間に
不法侵入〜!!って言いながら
回し蹴りをしてくるのにいない。


遠くの方から水の音と鼻唄が聞こえる。


(なんだ風呂入ってんのか。)


椅子に座りながら待つことにした。


30分経過してやっと出てくる音がした。


「ルーシィ。風呂なげ〜よ。」

「いや〜!不法侵入〜!」


部屋に戻ってくるなり
文句を言ってやると
いつも通りの回し蹴りをくらった。

でもいつもと違うもの。


ルーシィの格好がタオル1枚を
身体に巻き付けただけの姿。
髪の毛もまだ濡れている。


思わず喉がゴクッと鳴ってしまう。


「今日は来ないと思ったのに〜」

「行かないなんて言ってないぞ。」

「来るとも聞いてないわよ!」


プンプン怒りながらも
しかたないな〜。と許してくれる。


「今日ハッピー、ミラの家行ってるから
ヒマなんだよ。」


「へぇ〜。珍しいわね。あんた達が
別行動するなんて。」


そうだ。
ルーシィが来る前のオレだったら
きっとハッピーと一緒に
ミラの家に行ってただろう。

やっぱどこかで1番居たいのは
ルーシィの隣なのかもしれない。


それに今日はハッピーがいない
この日だからこそルーシィに
お願いを言いに来たのだ。



「ナツ。あたし着替えてくるから
絶っっ対覗かないでね!」

タンスから服を取りだし
さっさと脱衣場に行こうとするルーシィ。



「ルーシィ!ちょっと待て!」

「何?」

「1つお願いがあるんだ。」

「別にいいけど、後でじゃダメなの?」

「出来れば今がいいかも。」

「ふ〜ん。それよりいつもなんでも
強引なのにナツからお願いって怖いわね。」


たしかに。
でもこれは強引にしたらさすがに
嫌われるかもしれない。

本当はお願いすることも
ギリギリまで迷ってた。

けどタオル1枚で出てくる
ルーシィが悪い。



「あのさ〜、胸、触らせてくれ。」

「…………………」

「ルーシ「ばかナツ〜!!!!」


思いっきり顔にパンチがきた。


「なんだよ。凶暴だな。」

「あっ、当たり前のことよ!」

「ダメなのかよ。」

「ダメ!!そうゆうのは、こ、恋人
…同士とかじゃなきゃ……」

純情ってやつだな。
でも恋人同士になれば
いいってことだよな。


「じゃぁオレと恋人同士になろうぜ。」

「な、なな、ナツ!そうゆうのは
好きな人に言うことよ!」

ルーシィは顔をどんどん赤くし
目には何故だか涙が溜まっている。


「はぁ?だから言ってんじゃん。
オレ、ルーシィが好きだぞ。」

「…ナツの場合、肉が好き。とか
仲間だから好き。とかそうゆうのでしょ。」


何故か背を向けられる。


「ちげ〜よ。その区別くらい
オレだって出来る!!
ルーシィへの好きは他の奴らとは
違う好きなんだよ!」

「……………」

「なんか言えよ。」


焦れてルーシィを後ろから抱く。
すると微かに身体が震えてる。


「ルーシィ、泣いてんのか?」

「だって、嬉しくて、涙、出るのよ!」

「ってことはルーシィもオレのこと
好きなのか??」


うんうん。と頭を縦にするだけで
なんにも言わない。


「それじゃわかんねーよ。
ちゃんと言葉で言ってくれよ。」


「…あたしも、ナツが…好き。」


すごく小さい声だったが
オレには十分聞こえた。
ルーシィも同じことを
想ってくれていてすごく嬉しくなる。

ついルーシィを抱く腕に力が入る。


「んっ…ナツ、痛いよ。」

「あっ、わりぃ。」
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