☆Shaman King story☆

□ありのまま
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公園のベンチで葉は悩んでいた‥

「う〜ん‥; アンナのタイプは‥。
そうなんかぁ‥ う〜ん‥」
一見、はたからみれば、なに言ってんだコイツ。と思うかも知れない。
だけど葉は本気で悩んでいた。

その悩んでる原因こそは、ちょうど1時間前に起こった出来事‥。
――――――――――‥‥‥

葉はいつもと同じ通り、走り込みをしていた時‥。
アンナとハオが一緒にいるところをたまたま見つけて、何やら話しているようだったから悪いと思いながらも盗み聞きしてみた
「‥‥ところで、アンナ。
アンナの好きな異性のタイプはどんなのだい?」

『何、聞いてるんよ、あの馬鹿アニキは‥!』
などと葉は思いながら、続きを聞いてみた
「‥なによ、薮から棒に。
そんなの、なんでアタシがアンタなんかに答えなきゃいけないのよ」

「ふふ、葉も思ってることさ」

「じゃあ、葉みたいなタイプ」

『じゃあってなんなんよ!?
じゃあって!』
などと、葉はツッコミを入れながらも
耳をたてた。

「じゃあって; 適当だね、アンナ。
もっと、ほら、こういう性格でとか、こんな顔で、とかあるじゃないか」

『‥しつこいっ!‥』
などとも葉は思いながら‥

「アンタ、しつこいわね。
まぁ、いいわ。特別に答えてあげる。
顔はダンディ系よ。カッコイイ感じかしらね。トム・クルーズみたいな」

『お‥、オイラと真逆ー!!』
葉はショックを受けた。

そして葉は駆け出した。
あまりのショックに‥。
だからここから後の会話は聞いていない。
「葉と真逆じゃないか。
葉ってカッコイイ系よりカワイイ系だし、顔とかもダンディじゃない」

苦笑いしながらもハオは答えた。

「‥‥そうね。葉とは真逆ね、
でも、葉は特別。なぜかタイプは違うのに惹かれるところがあるのよ。
‥‥もういいでしょ」

ため息をつきながらアンナはハオを睨みつけると、ハオは余裕の笑みを崩さず答えた
「あぁ。満足したよ、
じゃあ、またねアンナ」

そう言い残しS.O.Fに乗って去っていった
「なんだったのよ、一体」
呆れながらもアンナは民宿『炎』へと足を進めた。

――――――――――――‥‥‥

「う〜ん; どうしたもんかな」
まだ葉は一人、公園のベンチで悩んでいた。

そして、30分ぐらい経って、う〜ん と唸っていた結果、一つの提案にたどり着いた

「おぉ! これだっ!」
と‥‥。

そして麻倉 葉のイメチェンは始まった‥‥。
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