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□ねぼすけ
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まだ眠い目を擦る
白い天井が朝日に照らされて目にしみる
「すぅ…すぅ…」
私の横に体温を感じる
少し重たい誰かの腕が
私の上に乗っかって
暖かな寝息が髪にかかる
隼人がよこで寝てる
朝から君が横にいる
大好きな匂いがする
もぞもぞと動いて
一緒シャンプーの香りのする髪に
キスをしてあげる
「ん…?んふー…」
隼人は大きく息を吐いて
満足気に笑った
それがあまりにも可愛くて
もう一度ちゅ
「だ、だめだって…遥…お父さんに怒られちゃ……んふー…」
なんの夢を見てるんだ、おまぃは
根っからの草食系の隼人
私のお父さんが怖いらしい
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