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□壊すが勝ち
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「・・・う・・ぁあっ」

「如何した?先ほどまでの勢いとは裏腹であるな」







――くそッ

小十郎に止められるのを振り切り、陣近くの森を一人でに俺は歩いていた。
無論、ただの散歩ではない。
少し行った場所に敵陣を見下ろせる小高い丘があるのだ。
そこに偵察しに行こうと思ったんだが・・・・



森の中、何かの気配を感じた。
感じた時には遅かった。

「―ッ!?」

何者かに布のような物で口と鼻を押さえられ、うまく息ができなくなる。

次第に俺の意識は薄れ・・・・

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