main

□20130729(仮)※
2ページ/4ページ






咎める様に耳朶に歯が突き立てられる。甘噛みに過ぎないそれも、捕食される倒錯に瞳が揺れる。捕食される獲物としての恐怖と欲される愉悦。
『チガウでしょ』と巌徒の言わんとする言葉を的確に拾い訂正するように名前で呼べば、よくできましたと言わんばかりにイイトコロを突かれる。

「っあ、ソコ・・・・・・。ソコ、イイっ・・・・・・」
「ん・・・・・・?ココがイイの・・・・・・?もっと、イッパイ突く?」

巌徒の問いかけに声にならないまま、コクコクと頭が上下する。崩れ落ちた頭をシーツに押しつけ、握り締めたシーツが扇情に広がる。ギシギシと悲鳴を上げるベッドのスプリングに、嬌声が混じる。閉じることを忘れた口元が唾液と嬌声を零し、目の前に火花が散る。

「ホント、エッチなコだねッ・・・・・・」

楽しげな声と共に抽挿が激しさを増す。御剣の要求を的確に叶える突き上げに体躯が痙攣する。

「あぁっ、そ、こ・・・・・・ッ」
「イイでしょ・・・・・・?」
「・・・・・・ッ、イイっ・・・・・・。す、きぃ・・・・・・ッ」

御剣の要求とは別の、けれどイイトコロであることは変わらない場所を亀頭で擦られる。突かれる度に軽く達し先端から白濁が零れる。強く握り込まれ指先が白く変色する。腰を抱く腕が前に回されて握りこまれる。ぶつかり合う肌の音と荒くなる呼気。激しさを増し、抉られるほど強く繰り返される抽挿。戒めるように指を絡めたまま突かれ、目の前も白く変わる。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ